近年、防犯対策として防犯カメラを設置する一般家庭や小さな商店も増加傾向にあります。犯罪の手口も年々進化をしていますので、一般家庭でも防犯カメラを設置する必要性が高まってきているのです。
家に防犯カメラを設置する場合どうやって導入する方法があるの?
防犯カメラを設置する際には購入とレンタルという方法があります。法人の場合はリース契約もあるのですが、一般家庭用では購入かレンタルになります。
家庭用防犯カメラ導入方法①レンタル
防犯カメラのレンタルとは文字通り、防犯カメラのレンタルのサービスを行っている会社から防犯カメラを借りて設置する方法です。防犯カメラのレンタルでは専門店から防犯カメラを直接借りることになるため、1か月などの短期から防犯カメラを利用することも出来ます。
メンテナンスや修理などを専門店が負担してくれるというメリットがあります。その分少し一か月あたりのコストは高めになります。まだ本格的に導入するかわからないからまずはお試しで設置してみたいという場合には、短期の貸し出しにも対応している防犯カメラのレンタルを利用するのが非常に便利です。
防犯カメラをレンタルする場合の相場はどれくらい?
防犯カメラをレンタルする場合の値段は業者によって異なります。初期費用が掛かる会社とかからない業者がありますので、サービス内容をよく確認したうえで、導入するのがおすすめです。
カメラのスペックにもよりますが、月額1台4000円から15000円ぐらいかかるのが相場です。短期でしか利用されないことが確実な場合は一番この方法がコストパフォーマンスがよくなります。
家庭用防犯カメラ導入②購入
家に防犯カメラを設置する場合に人気があるのは購入と言う方法です。購入は文字通り撮影に必要な防犯カメラや機材などを最初に全部購入して導入する方法です。
防犯カメラを購入する際に注意が必要なのはメーカーの保証期間です。保証期間を過ぎてしまうと修理にお金がかかってしまいます。ただ家用の場合は防犯目的で設置する場合は購入が一番一般的です。頻繁にいたずらにあっており、犯人を突き止めるための決定的な証拠がほしい場合はレンタルで高額の高性能な防犯カメラなレンタルを借りる方がいい場合もあります。
防犯カメラを購入する場合の相場は
防犯カメラを購入する場合にかかる費用はかなり上下の幅があります。5万円ぐらいするような高価な家用の防犯カメラもあれば、近年ではネットショップなどで購入可能な非常に安価な防犯カメラまであります。
業者に依頼して一般家庭に本格的な防犯カメラを設置する場合は1台当たり、10万円から15万円ほどかかるのが一般的な相場となっています。本格的なものは配線工事など設置にもお金がかかります。
近年は自分で設置できるタイプの手軽なワイヤレスの防犯カメラも増えており、一般家庭用として人気が出ています。置くだけのものなどもありますので、防犯カメラ初心者の方でも簡単に設定することが出来てしまうのです。
カメラのレンズをドーム型に覆っているドーム型の防犯カメラであれば価格の相場は31000円ぐらいです。こちらのタイプの防犯カメラは目立たないため内装やインテリアを邪魔しないため家の中に設置する場合には向いています。
防犯カメラ本体が四角い形になっているボックス型の防犯カメラの価格の相場が23000円ぐらいなのですが、置くだけでも威圧感があるので一般家庭の屋外用として人気のあるタイプです。
無線で画像を飛ばすため配線が不要なワイヤレス型の防犯カメラの相場は29000円で、カメラとコンピューターが一体になったネットワークカメラは33000円ぐらいが相場です。
こちらは相場であり、ネットショップなどで探してみると、びっくりするぐらい安いものも多く存在しています。しかし、防犯カメラは万が一のことがあった時に画像の鮮明さなどが犯人逮捕の手掛かりを掴むのに大切になりますので、十分な画素数があるかなどのスペックもよく確認したうえで購入するようにしましょう。
家に設置する防犯カメラ、有線とワイヤレスどちらにする?
防犯カメラを設置する際どんなタイプの防犯カメラにするのかも考える必要があります。
有線タイプとワイヤレスタイプの防犯カメラについて紹介します。
きっちりと防犯したい方向けの有線タイプの防犯カメラ
有線カメラは文字通りに防犯カメラにケーブルが付いているタイプの防犯カメラです。防犯カメラに接続しているケーブルを通してカメラが撮影した画像のデータを記録する機械にデータが送られるタイプの防犯カメラでして、配線工事が必要になります。有線タイプの防犯カメラには以下のような特徴がありますので、見て行きましょう。
有線タイプの防犯カメラはワイヤレスタイプの防犯カメラよりも録画映像が安定しています。有線の防犯カメラで撮影された画像はケーブルを通して、録画機器にデータが送信られるため、より確実に画像データが送信されます。Wifiで情報の伝達を行うワイヤレスタイプの防犯カメラよりも画像は安定するという強みがあります。
また、ケーブルを通して送られる画像はノイズも入りにくく、しっかりとした画像を送信することが出来ます。細かいところまで綺麗に撮影できるものの方が、万が一何かがあった時の証拠なども多く得られますので、安定した画像が得られるというのは非常に重要なポイントです。
ワイヤレスの防犯カメラよりも大容量の映像を高速で送信することが出来るのが有線タイプの防犯カメラの特徴です。ワイヤレスタイプの防犯カメラでは難しい高画質で長時間の映像を有線タイプであれば簡単に録画することが可能でき、WIfiよりも映像の送信スピードが速いので、リアルタイムで映像を監視したい場合にも有線タイプの防犯カメラの方が優れていると言えます。
有線タイプの防犯カメラはワイヤレスの防犯カメラよりも映像の傍受がされにくいという強さがあります。有線タイプの防犯カメラでは録画された映像はケーブルを通じて送信されるため、その映像を傍受するには直接ケーブルを触る必要が出てくるため、亡父されにくいです。
手軽さが魅力のワイヤレスタイプの防犯カメラ
ワイヤレスタイプの防犯カメラはWifiなどを利用してデータの送受信をするため、ケーブルが不要な防犯カメラです。
Wifiタイプの防犯カメラでは、有線のカメラ程には大容量の画像を送ることが出来ないため、画面に映し出される映像ほどには高画質ではないと言う欠点はあるのですが、Wifiタイプの防犯カメラは自力で設置できるものもあります。
またケーブルを引かずに済むため、配線工事にかかる費用は省けますし、配線に必要なスペースを節約できるため、場所がない場合や、どうしても壁に穴を開けられない場合などはWifiタイプの防犯カメラは便利です。また値段も安いものもありますので、何の被害にも会遭ってはいないけれど、防犯対策で防犯カメラをお試しで設置したい人でも気楽に試せます。
家に設置する防犯カメラでおすすめのもの
防犯カメラには色々なものがありますが、ここでは気楽に導入できるソーラー電池式の防犯カメラとダミーの防犯カメラについて紹介します。
ソーラー発電電池式Wifi防犯カメラ
ソーラー発電電池式Wifi防犯カメラとはソーラー電池で充電できるタイプの防犯カメラです。そのため電源が要らないというメリットがあり、電気代もかかりません。映像のデータはWifiで送信されるため、配線工事も不要なため、自力で設置できる非常に便利なタイプの防犯カメラです。
またスマホと連動しているタイプのものもあるため、映像を映す機械も不要で、インターネット環境さえあればいつでも自宅の様子を見ることが出来る便利なカメラです。価格も3万円ぐらいで買えるので初めての防犯カメラに使うにもお手軽です。
ダミーの防犯カメラ
世の中にはダミーの防犯カメラというものも存在します。ダミーなので、映像録画をする機能はなく、ただ設置することで犯罪者を威嚇することが出来ます。1000円ぐらいで買えるものもありますが、あまり安っぽいと偽物であることがばれてしまうので、ある程度本格的なものを買うのがおすすめです。
防犯カメラはいくつも設置したくても良いものだとかなり高額で、費用も高くついてしまうため、死角をなくすために、こうした偽物のものを導入することも防犯対策としては効果があります。
家のどこに防犯カメラを設置する?
一般家庭に防犯カメラを設置する場所として一般的なのは軒先や駐車場、金庫の近く、玄関口です。玄関や軒先に置く場合は雨風に強い防犯カメラを設置する必要があります。IP66以上の防塵防水タイプの防犯カメラを選びましょう。
また防犯カメラを設置する際には、「防犯カメラ作動中」「防犯カメラで撮影中」といった防犯カメラで撮影していることを告知するステッカーを貼るようにしましょう。プライバシーにも関わる問題ですので、ご近所トラブルなどを避けるためにも周りにしっかりと周知されることが大切です。
家に防犯カメラを設置する時のまとめ
近年、家庭に防犯カメラを設置する人が増えているため、ますます設置しやすい防犯カメラも増えています。
金銭に余裕がある方や被害に遭われている方は高額の性能のいい防犯カメラを業者に相談して設置してもらうことがおすすめです。
またあまりお金に余裕がない場合でも、自力で設置できるタイプのワイヤレスの防犯カメラも多くあり、年々画像の質なども良くなってきていますので、そうしたものを利用することもおすすめです。自分にあった方法で防犯カメラを導入しましょう。