犯罪手口もますます高度化している近年、防犯カメラを導入するケースは増えています。より安心・安全に暮らしたいけれど、防犯カメラを設置するのには高額のお金がかかりそうと思っていませんか?防犯カメラの価格帯には色々なものがあり、すごく高い物から、気軽に取り付けることが出来る安価な防犯カメラまで色々なものがあるんです。ここでは防犯カメラの価格について紹介します。
防犯カメラの価格はどうやって決まるの?
防犯カメラの価格や費用は導入方法や、導入する防犯カメラの台数、導入する防犯カメラのスペック、利用するサービスによって大幅に変わってきます。カメラの導入方法として一般的なのが、リース契約で導入、レンタルで導入、購入して導入と言うのが主な方法です。
防犯カメラをリース契約して導入する場合の価格
防犯カメラのリースは個人では行っていないので、法人の利用限定になってしまうのですが、こちらも法人利用ではよく使われる防犯カメラの導入方法です。
防犯カメラのリース契約とは
防犯カメラのリースは防犯カメラを自分で購入しないで、他者から借りると言う面では防犯カメラのレンタルに少し似ているのですが、防犯カメラの専門店とお客様の間にリース会社が介入し、リース契約をして防犯カメラを導入するスタイルです。
リースの場合はレンタルとは異なり、短期での防犯カメラの利用をすることは出来ず、5〜7年ぐらいの契約をするのが一般的です。
防犯カメラをリース契約で導入する場合の相場は
防犯カメラをリース契約で導入する場合の費用は業者によっても異なりますが、ここでは相場を紹介します。
防犯カメラをリースする場合に掛かるのは、カメラと機材トータルの値段プラスリース料です。月額料金を払う形で利用するため、一気に多くのお金がかかるということがないのがリース契約が企業向けでは人気がある理由の1つです。
リース率は契約年数により異なってきます。契約年数が長ければ長いほど、低くなります。5年のリース契約であればであれば2.0パーセント程、6年のリース契約であれば1.7パーセント、7年のリース契約であれば1.5パーセントが相場です。トータルで一番多くお金を払うことになるのは、長く利用するため7年契約になります。
10万円ぐらいの防犯カメラを5年契約のリース契約で4台導入すると1か月あたりの料金は1万円ぐらいになるのが相場です。1か月の1台辺りの防犯カメラの費用は2500円ぐらいなので、そう思うとあまり高くもないですよね。
防犯カメラをレンタルして導入する場合の価格
防犯カメラのレンタルは個人・法人ともに利用できる導入方法です。では、以下防犯カメラのレンタルについて見て行きましょう。
防犯カメラのレンタルとは
防犯カメラのレンタルとは文字通り、防犯カメラを購入するのではなく、防犯カメラのレンタルのサービスをしている会社から防犯カメラを借りて設置する方法です。防犯カメラのレンタルでは専門店から防犯カメラを直接借りることになるため、1か月などの短期から防犯カメラを使用することも出来たりします。
メンテナンスや修理などは専門店側が負担してくれますが、その分少しコストは高めになりますが、まだ本格的に導入するかわからないからまずはお試しで設置してみたい場合には短期の貸し出しにも対応している防犯カメラのレンタルが非常に便利です。
防犯カメラをレンタルする場合の相場は
防犯カメラをレンタルする場合の値段は業者によっても大きく異なります。初期費用が掛かる会社やかからない業者など色々ありますので、よく検討したうえでの導入がおすすめです。カメラのスペックにもよりますが、月額1台4000円から15000円ぐらいが相場です。リース契約よりは割高になりますので、長期で利用する際にはあまりおすすめの方法ではありませんが、短期でしか利用されないことが確実な場合は一番この方法がコストパフォーマンスがよくなります。
防犯カメラを購入して導入する場合の価格
では、最後に防犯カメラを購入して導入する場合について紹介していきます。
防犯カメラの購入とは
この中で導入する際に一番資金が必要になるのが防犯カメラの購入です。トータルでは長く利用するのであれば、防犯カメラを購入して設置するのが一番安くはなるのですが、一気に多くのカメラを導入するとなると、どうしてもかなり高額になってしまいます。
カメラの導入台数によっては、創業し始めたばかりの会社や資金繰りに苦労している場合には防犯カメラの購入と言うのが少し厳しい選択になってしまうので、そういう場合には防犯カメラをレンタルもしくはリースして導入するのが一般的です。一方で防犯カメラを購入した方がいい場合もありますので、リース契約のメリットやデメリットを見て比較検討することがおすすめです。
防犯カメラを購入する際に注意が必要なのはメーカーの保証期間です。保証期間を過ぎてしまうとお金がかかってしまいますので、注意が必要です。不具合があった時の助けが手厚いため、レンタルやリース契約の方が高くなっています。
防犯カメラを購入する場合の相場は
防犯カメラを購入する場合にかかる費用はかなり上下の幅があります。高価なカメラもあれば、近年ではネットショップなどで購入可能な非常に安価なものまであります。
法人向け
企業向けの防犯カメラの場合は設置工事とカメラの値段を合わせて1台当たり25万から30万円ほどかかるのが相場です。
一般家庭用
一般家庭に設置する場合も業者に依頼して本格的な防犯カメラを設置する場合は1台当たり、10万円から15万円ほどかかるのが一般的な相場です。結構高いのです。
ただ近年は自分で設置できるタイプの手軽なワイヤレスの防犯カメラも増えています。置くだけのものなどもありますので、防犯カメラ初心者の方でも簡単に設定することが出来ます。
カメラのレンズをドーム型に覆っているドーム型の防犯カメラの価格の相場が31000円、防犯カメラ本体が四角い形になっているボックス型の防犯カメラの価格の相場が23000円、無線で画像を飛ばすため配線が不要なワイヤレス型の防犯カメラの相場は29000円、カメラとコンピューターが一体になったネットワークカメラの相場が33000円ぐらいです。
こちらは相場でありネットショップなどで探すとびっくりするぐらい安いものも多く存在します。しかし、防犯カメラは万が一のことがあった時に画像の鮮明さなどが犯人逮捕の手掛かりになりますので、十分な画素数があるかなどのスペックもよく確認したうえで購入するようにするのがおすすめです。
防犯カメラよりも価格が安いのが魅力!ダミーの防犯カメラの魅力
ダミーの防犯カメラとは文字通り本物の防犯カメラに見えるような見せかけの防犯カメラであり、もちろん撮影機能はついていません。
いくら価格が格段に安いからと言って、防犯カメラと映像も録画してくれないし、同じ働きをするわけではないダミーの防犯カメラを使うのは意味がないのでは?と思われるかもしれませんが、ダミーの防犯カメラもそれなりの意味があるのです。もちろんお金が潤沢にあるのであれば本物の防犯カメラを多く設置するに越したことはないのですが。
しかし、防犯カメラを多く設置すると防犯カメラ自体がそれなりに高額なものが多いため、死角を潰せるほど設置してしまうとかなりの費用が掛かってしまいます。設置できる数には限界が出てしまうのが厳しい現実です。防犯カメラを複数台設置したとしても、どうしても死角と言うものが出来てしまい、その死角を狙って犯罪が行われる可能性があるため、死角がないように見せるために活躍するのがダミーの防犯カメラなのです。
ダミーの防犯カメラはしっかりと撮影が出来るものよりはずっと安いです。安い物であれば1000円ぐらいで買えてしまうものもあります。ただ防犯カメラがダミーのものであることが侵入者にばれてしまうと、全く意味がないのである程度は本物に見えるようなしっかりとしたものを買って設置するのがおすすめです。
ダミーの防犯カメラ以外にもう1つかなり有効なのが、防犯カメラを設置していることや防犯カメラが作動していますということを告知するステッカーを貼ることです。
こういったステッカーが貼ってあることで、侵入者の威嚇をすることが出来ますので、未然に犯罪を防ぐことにつながります。わざわざ防犯カメラなどのセキュリティ対策がしっかりとしている場所を狙っても、あとで掴まってしまう可能性が高いので、そういう場所を犯罪者は狙いにくいです。
また、こういったステッカーを貼っておかないとプライバシーを侵害された等とトラブルに発展してしまうこともありますので、しっかりと知らせましょう。安いものは100円ショップなどでも買うことが出来ます。
防犯カメラの価格まとめ
防犯カメラの価格は、防犯カメラの導入方法やスペック、レンタルやリースの場合は契約期間でも大幅に異なります。
人によって防犯カメラに費やすことが出来る金額も異なってくると思いますので、価格で設置できる防犯カメラを選定すると言うのも手です。あまり安いものにすると壊れやすい可能性もあると言うリスクは頭に入れて置いて、機種を選定するようにしましょう。一般家庭のセキュリティ対策として置く場合はあるだけでも安心感を得ることができたり、侵入者を威嚇する効果はあるので、カメラしているというだけでも防犯効果はあります。
導入方法によって節約することもできますので、目的や用途をよく考えたうえで、最適な防犯カメラを設置するようにしましょう。