防犯カメラの映像の管理には要注意!閲覧サイトを通してダダ漏れに

 家に不審者が入らないように、家にいるペットや小さい子どもの様子を確認するために、犯罪を未然に防ぐために等、安全や治安を守るために多くの場所に設置されている防犯カメラ・監視カメラ。近年は気軽に自分でも取り付けられるタイプの防犯カメラなども販売されており、気楽に導入する人も増えてきました。しかし、安心安全のために設置している防犯カメラにも危険が存在してるということを知っていますか。
 防犯カメラの映像が漏れてしまうという危険性があるのです。ここでは防犯カメラ・監視カメラにある少し怖い話を紹介します。

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防犯カメラ・監視カメラの映像を見られる閲覧サイトが存在するって本当?

 安心安全を守るために、犯罪の手掛かりとなる情報を掴むために設置される防犯カメラ。その映像のおかげで色々な事件の解決につながったりと本来は我々に安全を与えるためのものなのではありますが、実は個人で個人宅のセキュリティ対策のために設置した防犯カメラや店舗の安全のために置いたはずの防犯カメラの映像を閲覧できるサイトというものがこの世の中には存在するのです。

日本だけじゃない!世界中の防犯カメラ・監視カメラの閲覧サイトが存在する

 防犯カメラ・監視カメラの映像を閲覧できるサイトの名前は「Insecame(インせカム)」。このInsecameという閲覧サイトは2014年には存在しているロシアの防犯カメラ・監視カメラの映像閲覧サイトで、2014年の11月には世界の一部の情報サイトでこの閲覧サイトによって防犯カメラの映像がダダ漏れになっていることが話題になりました。ここのサイトで見ることが出来る映像には日本の防犯カメラで撮影された映像も含まれていたのです。
 2016年の1月ごろ、日本国内の映像だけでも約4300件の防犯カメラの映像が流出していることがニュースにもなりました。映像の中には店舗の名前や近隣のお店の文字なども映りこんでいるものもあり、場所を特定できるような映像も多くありました。中には日本の市役所や区役所と言う行政機関の事務所の映像まで混ざっていたのです。

防犯カメラの映像閲覧サイトInsecamとはどんなサイト?

 このInsecameという映像サイトでは、このサイト上に載っている防犯カメラの映像の生配信が見られるようになっています。そして、このWebサイトは今でも存在しています。最初に世界で話題になった2014年にはアメリカで約4600台の防犯カメラの映像が覗き見できるようになっており、フランスでも2000台、オランダでも1500台の防犯カメラの映像が流出していたと言われています。
 そして日本でも話題になった2016年、アメリカではなんと8000台の防犯カメラの映像がこの閲覧サイトで見ることが出来るようになっており、その次に多かったのが日本で約7000台の防犯カメラの映像がこちらのサイトで生配信されていたのです。何となく不気味な感じがしますよね。2020年4月では、アメリカの閲覧できる防犯カメラは約3600台、その次に多いのが韓国の約1300台で、第三位が日本の約1200台でした。
 こちらのサイトでは国ごと、都市ごとに防犯カメラの映像を検索することも出来、人気のあるカメラもピックアップされてもいます。ちなみに東京の防犯カメラだけでも2020年4月に450台以上閲覧できるようになっていました。
 なんでこんな閲覧サイトがあるの?という疑問が出てくるのですが、このInsecamというWebサイトの意図は防犯カメラの映像をハッキングすることではなく、なんと衝撃の理由でした。この閲覧サイトが作られた目的は「セキュリティ設定の重要さを伝えるため」だったのです。それを伝えるために100か国以上のオフィスや個人の防犯カメラの映像が生配信されてもいいのかという疑問はありますが、警告のために作られたサイトであるそうです。

Insecamの閲覧の仕方

 こちらの閲覧サイトはまだ存在しており、誰でも自由に見ることが出来ます。このWebサイトの上の方に検索するためのバーがあり、「Most Popular」を選ぶと人気のあるカメラの映像を調べることが出来、「Manufactures」ではカメラの製造会社ごとに、「Countries」では国ごと、「Places」ではロケーションごとに、「Cities」では都市ごと、「Time zone」では各国の時間帯ごとに、映像を検索することが出来るようになっています。
 ちょっと面白いと言えば面白いのですが、ビーチやプール、一般家庭、農場、ホテルなどかなり細かく場所ごとで検索することも出来て、気持ち悪いと言えば気持ち悪い閲覧サイトなのです。意外と綺麗な景色なども映っていたりして、面白い事には面白いのですが、 

防犯カメラの映像はどうして閲覧サイトで?

 この閲覧サイトの設立目的が「セキュリティ設定の大切さを伝えるため」だったとあることからも想像がつくように、これらの防犯カメラ・監視カメラに共通していた問題がセキュリティ対策の詰めの甘さだったのです。実は彼らはハッキングをしていたと言うよりも、この防犯カメラの管理者や持ち主が、パスワードなどのセキュリティ設定をちゃんとしておらず、初期設定のままにしていたのが映像が流出してしまった原因でした。

防犯カメラの映像が流出してしまうとどんな怖いことが起こるのか

 防犯カメラの映像が誰かに見られていると言うだけで不気味なのですが、不気味なだけではなく、場所が特定されてしまうと家の中の様子を見られてしまったり、オフィスに誰も人がいない事がばれてしまい、空き巣被害に遭ってしまうリスクもある等、犯罪に繋がってしまうケースもあるのです。
 怖いのは個人情報の漏えいです。例えば、会社には顧客の様々な情報がありますが、防犯カメラの映像がハッキングされてしまうとそうした大事な情報が外部の人に漏れてしまうという可能性があるのです。また、クレジットカードの番号などがはっきりと映ってしまった場合などを考えてみてください。クレジットカードの番号が漏れてしまうと、知らないところで自分のクレジットカードが買い物などに利用されてしまう可能性もあるのです。

防犯カメラの映像が閲覧サイトに見られないようにするには

 このような閲覧サイトに防犯カメラの映像が漏えいしてしまわないようにするにはどうすれば良いのでしょうか。それはしっかりとセキュリティ設定をすることです。このInsecamという閲覧サイトで防犯カメラの映像が公開されてしまったカメラのセキュリティ対策は甘く、非常に単純なパスワードや初期設定になったままのものでした。
 この閲覧サイトではメーカーごとに閲覧する防犯カメラを選ぶことも出来るのですが、パナソニック製やソニー製のものも含まれていました。これらの閲覧されたカメラのパスワードは初期設定のままで、その多くのパスワードが「1234」、「admin」「Password」といった各社で共通しているものでした。つまり買ったときのまま、ユーザー名もパスワードも変更していないまま。
 Insecamはそれを狙って、セキュリティの重要性を知らせるためのWebサイトを立ち上げることにしたのです。つまりは、初期設定のユーザー名とパスワードを変更しなさいと言うメッセージなのであり、それらの設定や覗かれないような対策さえ行えば、Insecamには映像を生配信させられずに済むのです。なので、しっかりと初期設定のままにしないでわかりにくいものに変更をしましょう。

防犯カメラをハッキングされないようにするために

 まずはパスワードを初期設定から変えることが大前提です。複雑であれば複雑であるほど、特定されないからいいのですが、忘れてしまうと困るので忘れてしまいそうな場合にはしっかりとどこかにパスワードを控えておきましょう。
 ファームウェアなどの更新をしっかりお来ないようにしましょう。ファームウェアとは防犯カメラや監視カメラに埋め込まれている制御用のプログラムで、インターネットにつながっている場合はこれを更新することで、プログラムの不具合や故障を防ぐことが出来、結果的にハッキングなどに対して強くなります。
 極力インターネットにつながないようにするのもハッキングを防ぐことにつながります。ハッキングの被害のほとんどはインターネットを通じて行われており、インターネットにつないで防犯カメラの映像を見ている時ほどハッキングがされやすくなってしまいます。それなので、必要のない時は極力インターネットにつながないことでハッキングされるリスクを下げることが出来ます。

防犯カメラの映像が閲覧サイトで見られていたらセキュリティ対策を取ろう

 Insecamも警告の手法が荒いと言えば荒いのですが、悪用する訳ではないので大丈夫です。この閲覧サイトはしっかりと私たちにセキュリティ対策をちゃんと行わないといけないと言うメッセージは残してくれたのです。お蔭様で、この事が世界中で話題になってからは閲覧できる防犯カメラ・監視カメラの数は劇的に減少したのですから。
 本当に怖いのは悪用するつもりでハッキングしてくる閲覧サイトや、意図的に防犯カメラの映像を覗こうとする人たちなのです。そういう被害に遭わないように、まずはパスワードはすぐ他人に知られないような複雑なものに設定をしましょう。しっかりと気を付けないと安全を守るために設置している防犯カメラのせいでかえって危ない目に会ってしまう可能性があるということもあるということを知った上で防犯カメラを正しく使いましょう。

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