安心や治安のためにショッピングセンターや道など様々な場所に設置すれている防犯カメラ。今は一般家庭の軒先や家の中などにも設置される方も増えてきています。よくニュースでもご近所トラブルの特集などもあるように、悪質ないたずらの犯人を突き止めるためにも防犯カメラを設置する人も増えてきています。
セキュリティ対策の一環として防犯カメラの導入を考える際に気になるのが、防犯カメラの導入方法や費用ですよね。防犯カメラの導入方法としては、購入、レンタル、リースという方法が一般的にあります。それぞれにメリット・デメリットがあり、特に購入やリース契約をする場合はどうしても費用が高額なりますので、どのような目的で、どれぐらいの期間利用するのかによって防犯カメラの導入方法を決めることになります。
防犯カメラのレンタル、リース、購入とは?
防犯カメラの導入にはまずいくつかの方法がありますが、直接自前のものを持つ購入の他に、自分の自前のものを持たないレンタルとリースという方法が主になります。まずはこの防犯カメラのレンタル、リース、購入の特徴と違いから確認していきましょう。それぞれの防犯カメラの導入方法の特徴をよく知ることで、どの方法で防犯カメラを導入するのがベストな方法なのかを決めることが出来ます。
防犯カメラのレンタル
防犯カメラのレンタルとは防犯カメラを専門店から借りて防犯カメラを導入する方法です。契約期間は短期から長期まであります。一般的には短期的なイベントなどで利用したい際や、長期的には置く予定はないけれども何かしらの問題が発生しており、短期的に防犯カメラを設置すれば犯人や問題の原因が特定できる場合など一次的に防犯カメラを利用したい際などに非常に便利な導入方法です。
防犯カメラのリース
防犯カメラのリースは防犯カメラを自分で購入するのではなく、他者から借りると言う面では防犯カメラのレンタルに少し似ているのですが、レンタルとは異なる導入方法です。リースの場合には防犯カメラの専門店とお客様の間にリース会社が介入し、リース契約をして防犯カメラを導入するスタイルです。
契約期間にも大きな差があり、レンタルの場合は短期から借りることが出来ますが、リース契約の場合は5年から7年の長期の契約が一般的になります。
防犯カメラの購入
防犯カメラの購入は文字通り自費で防犯カメラを購入し導入する方法です。初期費用はレンタルやリースよりも高くなるのですが、トータルでは長く利用するのであれば、防犯カメラを購入して設置するのが一番安くなることが多いです。
起業したばかりの時などには台数によってはかなり高額になってしまうため、リースやレンタルと言う方法で導入する場合も多くあります。比較的長期で設置する予定がある場合や、自然災害などの被害に遭いにくい安全な場所に設置する場合は防犯カメラを購入して設置してしまうのが一番安くなることも多くあります。
防犯カメラをレンタル利用する際のメリット
それでは防犯カメラをレンタルで利用する際のメリットから見ていきましょう。防犯カメラをレンタルで利用する時には色々なメリットや便利な点がありますので、使用用途に合っているかをチェックすることが大事です。
短期間でも利用することが出来る
防犯カメラをレンタルで導入する際の最大のメリットの1つが短期間で利用できるという点です。例えばイベントなどの短期間の利用の時などは、レンタルで防犯カメラを設置するのが一番コストパフォーマンスが良くなります。また、何かの被害に遭われた場合に短期間だけ防犯カメラを設置することで犯人や問題を突き止められそうな場合なども、購入するのではなく、短期でレンタルをして防犯カメラでチェックするということも出来ます。
また、いきなり防犯カメラの購入には踏み切れないと思った時に、導入を考えている機種を短期間だけ利用して、使い勝手を確認して購入するかどうかを検討するために利用することも可能です。業者によっては1日などでも借りれる場合もあります。
初期費用を抑えることが可能
防犯カメラをレンタルすると最初に機械を一式購入する必要がないため、初期費用が掛からずに済みます。また、リース契約よりも短い期間での契約が可能なので、短期間で返却することが分かっている場合には一番費用を抑えられます。短期利用だから安い防犯カメラを購入して使うという手段もありますが、安すぎるものだとあまり性能が良くないこともありますので、レンタルでいいもの使うのはコストパフォーマンスの観点でも優れます。
機種の耐用年数などを考えないで済む
防犯カメラを購入する場合は何年使えるか、壊れた際の修理のことなどを考える必要が出てきます。しかし、防犯カメラのレンタルの場合は故障の際のサービスなどが付いていることもあり、必要に応じて機器の入れ替えも気軽にすることが出来ますので、耐用年数について考えずに気楽に使えると言うメリットがあります。
解約が自由
防犯カメラのレンタルはリース契約とは異なり途中で解約することが出来ます。リース契約の場合は違約金が発生してしまい、トータルでは防犯カメラを購入した倍以上に費用が掛かってしまうのですが、レンタルの場合は自由に解約できることが多いです。
防犯カメラは次々に新しいタイプが出ますので、レンタルで使って行く中でもっと性能のいいものに変更したくなった時も、使っている物を解約して、新しいものをレンタルし直して常に新しいものを利用するということも可能です。在庫の有無や防犯カメラの会社が所有しているかにもよりますが、必要に応じて新しい機種に切り替えることが出来ます。
防犯カメラをレンタル利用する際のデメリット
防犯カメラレンタルには以上で見てきたように非常に多くのメリットがあるのですが、その一方で防犯カメラをレンタル導入する場合にもデメリットもいくつかありますので、そちらも確認してみましょう。防犯カメラのレンタルが向く場合と、不向きな場合がありますので、以下ではどのような場合はレンタルが不向きになってしまうのかも紹介します。
他の導入方法と比べ月額料金自体は高くなる
防犯カメラのレンタルは契約期間などに関して、柔軟性がある反面で月額料金自体はリース契約よりも高くなります。購入した場合は利用期間が長くなれば長くなるほど、一か月辺りの料金に計算して考えると安くなるので、レンタルの場合が一番結果的には高くなることもありますので、長期で導入することが確実な場合は他の導入方法を検討した方がいい場合もあります。
業者によってはメンテナンスや修理の費用などかなりサービスが手厚くなっているので、その分はやはり割高になってしまいます。
いつでも最新機種が使えるという訳ではない
防犯カメラをレンタルで導入する場合はいつも最新のものを使えるという訳ではありません。レンタルなので当たり前ではありますが、機器自体も新しいものではない場合も多くあります。防犯カメラをリースで利用する際には、導入時には最新のものを購入してもらって導入することが出来るのですが、レンタルの場合は防犯カメラのレンタルの会社の在庫の中から利用できるものを選ぶ形になるので、使いたいものがいつでも使えるとは限りません。
防犯カメラのレンタル利用に向いているケース
防犯カメラをレンタルするのが向いているのは最初から利用期間が短期だとわかっている、もしくは利用期間が短期だと決まっている以下のような場合です。
・車へのいたずらの被害に頻繁に遭っており、犯人を特定したい場合
・ゴミの不法投棄の犯人を特定したい場合
・短期間のイベントで利用する場合
・旅行中のみ利用したい場合
・工事現場の事務所等に設置する場合
・短期間で目星がつくことが確実なご近所トラブルの解決に利用したい場合
こういった場合は、短期間の利用が出来る防犯カメラのレンタルが合っているため、このような目的の場合はレンタルで利用されることが多くあります。実際に短期の設置で畑荒らしをしている犯人や、車に傷をつけている犯人を突き止めたケースなどもあります。
レンタルの防犯カメラのまとめ
防犯カメラのレンタルは非常に短期間の導入から利用できるというのが、最大のメリットです。業者によっても貸出期間の最短日数も異なりますので、自分の目的に合う場所を探してみましょう。
いきなり防犯カメラを購入するにしても、リース契約をするにも、大きな金額を払うことになることは確実になりますので、長期利用する可能性はあるけれど、いきなり大きな金額を使うのは心配な場合などは、まずは防犯カメラをレンタルして使い勝手を確認してから購入にするのか、リースにするのか、もしくはレンタルにするのかを検討するための期間に防犯カメラのレンタルを利用するのも便利です。
防犯カメラのレンタルは月額料金自体は高くなってしまうのがメリットなので、長期で利用する際には向かないのですが、防犯カメラをレンタルするのが一番お得な場合も多くあり、一次的に利用するには多くのメリットもあります。
なお、防犯カメラのレンタルの会社によって貸出出来る期間も異なりますし、サービス内容なども異なりますので、レンタルする前にどこまでが料金に含まれているのか、どんな機種を利用することが出来るのか等もしっかりと確認をしたうえで、一番使用用途に合う会社を選ぶようにすることがおすすめです。