防犯カメラを導入する際にあたって、レンタル、購入、リースという導入方法があります。今回は最新機種の防犯カメラを利用したいけれども、資金繰りの面で購入は厳しいと言う方におすすめの防犯カメラのリースについて紹介します。
防犯カメラのリース、レンタル、購入の違いは?
防犯カメラを導入する際の手段としてリース、レンタル、購入と言う方法があります。まずはこの3種類の防犯カメラの導入方法について見て行きましょう。
防犯カメラの購入
この中で導入する際に一番資金が必要になるのが防犯カメラの購入です。トータルでは長く利用するのであれば、防犯カメラを購入して設置するのが一番安くはなるのですが、一気に多くのカメラを導入するとなると、どうしてもかなり高額になってしまいます。
カメラの導入台数によっては、創業し始めたばかりの会社や資金繰りに苦労している場合には防犯カメラの購入と言うのが少し厳しい選択になってしまうので、そういう場合には防犯カメラをレンタルもしくはリースして導入するのが一般的です。一方で防犯カメラを購入した方がいい場合もありますので、リース契約のメリットやデメリットを見て比較検討することがおすすめです。
防犯カメラのレンタル
防犯カメラを購入する以外の手段として他にあるのが防犯カメラのレンタルとリースです。防犯カメラのレンタルとは言葉通り、防犯カメラを購入するのではなく、防犯カメラのレンタルのサービスをしている会社から防犯カメラを借りて導入する方法です。防犯カメラのレンタルでは専門店から直接借りることになるため、1か月などの短期から防犯カメラを導入することが出来ます。
メンテナンスや修理などは専門店側が負担してくれますが、その分少し費用は高めになりますが、まだ本格的に導入するかわからないのでお試しで設置してみたい場合には短期の貸し出しにも対応している防犯カメラのレンタルが便利です。
防犯カメラのリース
防犯カメラのリースは防犯カメラを自分で購入しないで、他者から借りると言う面では防犯カメラのレンタルに少し似ているのですが、防犯カメラの専門店とお客様の間にリース会社が介入し、リース契約をして防犯カメラを導入するスタイルです。
リースの場合はレンタルとは異なり、短期での防犯カメラの利用をすることは出来ず、5〜7年ぐらいの契約をするのが一般的です。
防犯カメラのリースの相場はどれくらい?
防犯カメラのリースにかかる費用は台数や利用する防犯カメラの機種やスペックによっても変わりますが、長期契約になればなるほどリース利率が低くなるため、月額料金は長期契約になればなるほど安くなります。10万円程度のカメラを4台設置すると月額料金は約1万円程度が相場とされています。 防犯カメラをリースするメリット 防犯カメラのリースは実際には購入するよりも高くついてしまうにもかかわらず、防犯カメラのリース契約をする場合は多くあります。
それは防犯カメラのリースには多くのメリットもあるからです。どんなメリットがあるのでしょうか。
最新の機種を導入することも出来る
防犯カメラをリースで導入する際は、最新の機種をリース会社に購入してもらってそれを利用することが出来るため、中古のものや古い型を選んで少し性能面で心配と言う心配をせずに利用できるという点があります。
もちろん最新機種である必要がなければ最新機種以外のものを利用することも出来ますが、最新機種を利用したいけれども、最新機種は金銭面で厳しいという場合にはリース契約で最新機種を導入するという手段があります。
初期費用が抑えられるので資金繰りが非常にしやすい
防犯カメラを一気に導入するとなると一番心配になるのが資金の問題。防犯カメラは導入したいけれど、創業し始めたばかりでお金がない企業にとっては防犯カメラを購入することはかなり大きな出費になります。
そう言った場合には防犯カメラのリース契約がぴったりです。初期費用はリース会社が全て負担してくれるため、月額料金さえ支払えば防犯カメラを設置することが出来るので、お金がなくても導入することが出来ます。
メーカー保証の期間が終わっても、他の保証があるため安心して使える
防犯カメラを長期間利用しているとどうしても故障してしまうこともあります。
故障した際にメーカーの保証期間が切れてしまっていると、防犯カメラを購入して導入していた場合にはその修理費用が高額になってしまう可能性もあります。メーカーの保証期間が終わってしまっていても、リース契約で防犯カメラを利用していれば故障した時の費用を考えなくてもいいのもメリットです。
また、防犯カメラを導入するような場合にはもともと人的ないたずらなどを受けているからというケースもあるので、リース契約の動産保険が付いていた方が安心です。いたずらで防犯カメラを壊されてしまう可能性もあるので、保証がしっかりしているリースは安心です。
屋外に設置する場合は落雷や自然災害で防犯カメラが故障してしまうこともありますので、そういう場合にも動産保険があるリースを利用することによるメリットがあります。
防犯カメラのリース契約で生じうるデメリット
何に関してもメリットがある反面、デメリットというものも存在します。防犯カメラのリース契約では上記のようなメリットも非常に多いのですが、以下で紹介するような少しデメリットともいえる点もあります。
結果的に購入よりも費用が高額になってしまうことがある
防犯カメラをリースで契約する場合は、月額料金を支払えば利用できることになっていますが、その中には防犯カメラ自体の値段、設置にかかる費用、且つリース費用など色々なものが含まれているため、結果的には多くの費用が掛かってしまうことになります。
そのため、もしも故障する可能性が低い場所に設置する場合や購入してもそんなに高額にならない場合は防犯カメラをリースで導入するよりも購入してしまった方がお得なこともあります。
途中解約をすることができない
防犯カメラをリース契約する時には、予め契約期間を決めて契約を結ぶことになるため、途中で解約をすることが出来ません。そのため、途中で防犯カメラを使うのをやめたくなった場合にも、契約を解約することは出来ても一般的に、残りの契約年数分の支払いをして解約することになります。そのため、途中で防犯カメラを使うことになった場合でも全額支払うことになってしまうというリスクが生じます。
防犯カメラのリース契約をする際は契約期間中は絶対使うと言う確信と決意がある場合にした方がいいです。使わない分の費用も払わないといけなくなる可能性が出ると言うデメリットをさけるためにもその点については考えてから契約をする必要があります。
防犯カメラのリース契約期間が終わった際に自分のものにならない
防犯カメラのリース契約の期間が終わると防犯カメラは自分のものにはならず、リース会社に返却するのが一般的な契約となっています。契約期間が終った際に返却することになるため、どれがリース会社に返却するものになるのかはしっかりと把握しておく必要があります。
リース会社に返却するものに破損や紛失が生じていて、リース会社にその報告をしていないと保証の対象外になってしまう場合があるので、注意が必要になります。
防犯カメラのリース契約の期間が終わった後はどうなるの?
防犯カメラをリース契約した際に生じるデメリットの1つにある契約期間が終わった際にも自分のものにはならないという問題点。契約終了後の選択肢にいて紹介します。 同じ防犯カメラを再リースする 再リースをすると今まで使っていたものをそのまま継続して使えるというメリットがあります。
防犯カメラの耐用年数は5年から6年が一般的であり、保守料が値上がりする会社が多いと言うデメリットがあります。古い機種なのに保守料が上がってしまうの?と思うかもしれませんが、6年も経ってしまうとその機種が保守終了や販売終了になってしまう可能性もあるため、高い保守料という悪い条件での契約になってしまうのです。
古いタイプの機種で且つ今まで使ってきたにもかかわらず、利用料金が上がってしまうというのは少し悲しい話のような気がします。
その防犯カメラを買い取る
今までリース契約で使用していたカメラを買い取ることが出来る場合もあり、その場合は他の中古市場などよりも安い値段で買うことが出来ると言うメリットがあります。ただ中古カメラとして買い取る利用価値があるのかということも検討する必要があります。
その後のリース料を支払う必要がなくなると言うメリットがあります。 更に新しい防犯カメラに入れ替える 新しいリース契約をして、新しい防犯カメラを導入するという選択もあります。新しい防犯カメラに入れ替える場合は、前回防犯カメラを設置した際にケーブル配線などは住んでいるため、工事費を抑えることが出来るため、前回よりもお得に最新機種を設置することも可能です。
リース契約の防犯カメラのまとめ
防犯カメラをリース契約で導入すると初期費用を安く済ませることが出来る、万が一のことがあった際の保証などがあるなど様々なメリットがある防犯カメラのリース契約。
一方で、結果的に費用が多くかかってしまう可能性もある、途中解約をしにくいなどのデメリットもあります。どの方法で防犯カメラの導入をするのがいいのかは、状況によっても大きく異なりますので、先のことも考えつつ総合的に見て検討することが大事です。