家を開けるとき、自宅の防犯対策が気になるのではないでしょうか?特に長期休暇シーズンなどは空き巣の被害が増える時期です。塀が低かったり、窓が多い戸建て住宅ですと、賃貸マンションや団地に比べると空き巣や泥棒被害などに遭いやすいと言われています。留守の間も安心して旅行を満喫するためには防犯対策が必ず必要になってきます。
WEBカメラやアナログカメラなど数ある中でもお勧めなのは、離れた場所から自宅の様子を確認できる「ネットワークカメラ(IPカメラ)」です。しかし、このIPカメラネットワークカメラとはどのように違うのでしょうか?今回はIPカメラとネットワークカメラの違いについてご紹介させていただきたいと思います。
ipカメラ(ネットワークカメラ)とは?違いは?
インターネットに接続し、カメラに映像を映し出すという「ネットワークカメラ(IPカメラ)ですが、WiFi環境さえ整っていれば、どこでも取り付けることが可能となります。使用をする企業や一般家庭も増えていますので、カメラ自体にIPアドレスが割り当てられ、スマホやタブレット端末へのメール転送機能が搭載されている機種が殆どなんです。
そして、カメラで撮影をした映像は、勤務中のオフィスや滞在先のホテルなど離れた場所からスマホで確認することができます。防犯目的以外でも、自宅で留守番をしている子供、そしてペットの見守りカメラとしてピッタリのカメラです。
そして、機能としては「音声による呼びかけ機能」「レンズの角度調整」「明るさの自動調整」玄関や駐車場、リビングや寝室など、ネットワークカメラを取り付ける場所や用途に応じた機能を選びましょう。さて、IPカメラはWEBカメラとどのように違うのでしょうか?この「WEBカメラ」というのはインターネットに接続ができるカメラ全般のことを指します。例えばパソコンやスマホについているカメラもWEBカメラということになります。WiFi接続して使用するネットワークカメラもWEBカメラの一種です。
WEBカメラには、USBケーブルをパソコンに接続をして使用をするものや、WiFi環境が整っていなくても使用できるものもあります。ただし、WEBカメラには録画機能が付いていないタイプが多いです。撮影した映像はパソコンやスマホなどのデバイスに保存されるために撮影中はデバイスを常時起動しておく必要があります。防犯対策として使う場合はフリーソフトやアプリをインストールするか、ネットワークビデオレコーダーを取り付けるなどの録画環境を整えましょう。
そして「アナログカメラ」との違いについてですが、テレビに多く用いられる「同軸ケーブル」をカメラとレコーダー、モニターに接続して使うのが「アナログカメラ」です。デジタルで撮影した映像は、アナログ信号に変換されモニターに送られます。
アナログカメラは、WEBカメラやネットワークカメラと違い、接続方法が非常にシンプルとなっています。比較的安価でネット設備を整える必要がなく、防犯カメラを使用するのがはじめての人に最適です。
映像をダイレクトにモニターやレコーダーに展開するため、モニターやレコーダーの信頼性が高ければ、鮮明で寸分の途切れもない画像が入手できます。そして、工事費のコストに差がでることです。同軸ケーブルはLANケーブルと比べても若干値段が張ってしまいます。これが防犯カメラ1台あたりに数十メートル必要となるわけですから、複数台を設置した状況となるとそのコストの開きは歴然の差であるといえるでしょう。
ip(ネットワークカメラ)仕組みとは?
ネットワークカメラの仕組みは本体を直接インターネットに繋ぐので、撮影した映像や音声をネット回線に乗せてモニターに送信するという仕組みとなります。IPネットワークに接続をするので、スマホやタブレット端末などの遠方からリアルタイムで映像を確認することができ、遠隔操作も可能となります。便利である半面、以下のようなトラブルが発生するといった可能性も考えられます。
うまくネットに接続が出来ない場合「SSIDが間違っている」「カメラが固定IPアドレスを取得できない」などの様々な原因が考えられます。正しいパスワードを入力したり、LANケーブルを接続し直したりしても、ネットワークカメラが作動しない場合には、何かしら原因があるかと思われます。
【ipカメラ(ネットワークカメラ)の違い】必要なものは?
ネットワークカメラで撮影した映像は、ネットを介してスマホやレコーダーに転送をされます。ネット環境が必須となる為に回線工事やプロバイダー契約、ルーターの購入などの準備を整えておきましょう。ネットの接続が不安定だと、映像が途切れたり、そもそも撮影できていなかったりすることがあるために注意が必要です。ルーターは通信スピードがとにかく早いWiFi6対応がおすすめです。接続台数が多いタイプなら、ネットワークカメラだけではなくパソコンやタブレット端末などもWiFiに同時接続です。
「NURO」や「so-net」といった人気が高いインターネットプロバイダーは、申し込みからネット開通工事までに、長いと1ヵ月近くかかることもあるようです。ネットワークカメラを購入する場合は、計画的にプランを立てましょう。ネットワークカメラの導入が決まると映像を録画する「ネットワークビデオレコーダー」給電や通信を行う「PoEハブ」カメラで録画した映像を映す「モニター」の3つをネット開通までに準備しておくことが必要です。準備をしておきましょう。
【ipカメラ(ネットワークカメラ)の違い】 PoE給電機能について
「PoE給電」とはLANケーブルでデータ通信を行いながら、ネットワークカメラに電力を供給する機能のことです。給電をするには、ハブとなる専用のPoE対応機器が必要となります。機器の主な規格は「PoE(IEEE802.3af)」と「PoE+(IEEE802.3at)」といった2種類です。使用するタイプにより供給できる電力量や対応しているLANケーブルが異なってきます。ネットワークカメラを購入する際は、対応している機器の規格も確認しましょう。
【ipカメラ(ネットワークカメラ)の違い】それぞれのメリットとデメリットは?
こちらではネットワークカメラを使う上でのメリットデメリットをご紹介してます。是非参考にしてみてください。
メリット
ネットワークカメラを使う一番のメリットとしては、外出先から自宅の様子をいつでも確認できることとなります。ネット環境さえあれば、場所をえらばずにどこでも設置をすることが出来ます。そして、最近は800万画素に対応した高画質カメラも増えていますので、画素数はもちろん解像度も高く、映像がとにかくきれいで、「怪しい人物の顔がよくわからない」「画像がぼやけていて犯行の瞬間が分かりづらい」といった失敗もありません。
「スマートフォンで視聴できる」「映像や音声を補正」などネットワークカメラを使うメリットもあります。
デメリット
一方防犯対策としては、自宅に「ネットワークカメラ」を取り付ける際には個人情報の流出に注意が必要です。各カメラには初期パスワードが設定されていますが、変更しないまま使い続けると、「不正ログインによって私生活をのぞき見される」「アカウントを乗っ取られる」ネットワークカメラを使用する際は「カメラのパスワードをこまめに変更する」「外出先では安全性の高いWiFiに接続する」といったセキュリティ対策を徹底しましょう。
そして、ネットワークカメラの最大のデメリットとしては、「データそのものが補償されない」といった点があることです。以前から「機器のスペック」であったり、「コーデックんどの仕様」「通信状態」など、様々な原因で動画が途切れる状況となったネットワークカメラは星の数のようにあり、現在でもそう珍しくはないトラブルとなっています。
そして、LAN配線ということもあり、伝送距離がLANに依存します。LANケーブルが持つ「施設内での最大伝達距離」は100mであり100mを超過するとデータの信号強度が弱まる為、HUBやスイッチ機器などを中間に挟まなくてはなりません。
しかしLANケーブルの信頼性は高く、最近ではLANケーブル起因のトラブルもめっきり少なくなりました。「ネットワーク遅延による録画ミスが起こる」というのもあります。動画データが完全性を求めたいのであれば、アナログカメラとその同軸ケーブルが勧められますが、ネットワークカメラにおいて沢山の機能性を重視するのであれば、それは、目をつぶるべきデメリットなのかもしれません。
【ipカメラ(ネットワークカメラ)の違い】 防犯に活用しよう
インターネットに接続して使用するネットワークカメラは、WiFiの環境が整っていれば、面倒な取り付け工事も必要ありません。自宅の映像はスマホからリアルタイムで確認ができて、自宅の防犯対策はもちろん、ペットの見守り用としても活用できます。導入を検討されている方は是非一度ネットワークカメラを検討してみてください。
【ipカメラ(ネットワークカメラ)の違い】まとめ
さて、いかがでしたでしょうか?ipカメラであるネットワークカメラとWEBカメラやアナログカメラの違いについてご紹介させていただきました。お値段だったり使いやすさだったり、ネットワークカメラにはとても便利な機能が満載ですよね。まだネットワークカメラを使ったことがない方はこの機会に利用をしてみてはいかがでしょうか?防犯カメラの種類はメリットデメリットを考慮したうえで考えていくと良いですね。