近年、防犯への関心が高まっており、一般の家庭でも防犯カメラを取り入れる家庭は増えてきています。家の玄関への設置は勿論のこと、自家用車にも車載防犯カメラを導入したいと考えている方・防犯カメラをもう搭載している方も増えています。
地域によっては車にいたずらされるケースや車上荒らしに遭ってしまうという心配もあり、そういう時に犯人逮捕の手がかりになるものを残したいと思う人も増えており、また簡単なドライブレコーダー代わりに設置したいと考えている人もいるようです。
ここでは近年需要がますます増えてきている車載防犯カメラ、近年はどんなタイプのものが出ているのか、本当に取り付ける意味はあるのかなど気になる車載用防犯カメラについてご紹介します。
車載防犯カメラとは?ドライブレコーダーとの違いは
車載防犯カメラとは自動車に設置するタイプの防犯カメラです。車体に傷をつけるいたずらや落書きなどをされた際に証拠を残すために設置する防犯カメラで、ドライブレコーダーとはまた少し違うものです。
ドライブレコーダーは車載型の映像記録装置で、主に自動車事故が発生した際の事故の様子を記録するために設置されるカメラで、フロントガラスやダッシュボードに取り付けるものです。自動車の運転中や自動車のエンジンがかかってる時に、事故に遭ったり、人に襲われた際などにドライブレコーダーの記録が事件の解決につながったり、犯人逮捕の証拠になることが近年増えています。
しかし、ドライブレコーダーは基本的には車のエンジンがかかってる時の記録しかしません。車から電源を取るため、エンジンがかかっていない時は撮影を行いません。一方で車載防犯カメラはエンジンがかかっていない時の映像撮影をするために設置されます。
車載防犯カメラにはどうやって設置するの?
車載防犯カメラはまだ実際に使われている方はあまり多くないのが現状です。防犯カメラの業者から購入をしたり、家電量販店、楽天やAmazonなどのネットショップなどでも購入が可能です。
車載防犯カメラを設置する場合にはネットショップや家電量販店で車に搭載する専用の防犯カメラを購入して設置するのが一般的なようです。業者などに依頼して設置できるケースもありますが、業者経由で設置をするとコストが高くなってしまう、もしくは業者側からは車載防犯カメラではなく、駐車場に防犯カメラを設置することをすすめられることが多いです。
車へのいたずらを防止するために防犯カメラで見張るようにしたい場合には、一般的には駐車場に防犯カメラを設置することをすすめられることが多いのは、防犯カメラを社内に設置するとガラス越しに撮影することになり、ガラス越しの撮影に適した防犯カメラがあまり多くないことも理由の1つです。
また、車内に防犯カメラを設置する場合には電源の確保が難しいと言う問題があります。ドライブレコーダーがそうなのですが、電源は車から取っていますので、エンジンがかかっている時にしか基本的には電源が取れません。そのため、車内に防犯カメラを設置するためには電池搭載タイプの防犯カメラを設置することになり、その場合あまり長時間録画することには適さないという欠点もあります。
以上のことから、車載防犯カメラの購入・設置をする場合は家電量販店やネットショップで購入して、ご自身で設置するのが普通になります。しかし、設置が簡単なタイプが多いので、購入してしまえば簡単に設置することが出来ます。
車載防犯カメラをおすすめする理由
一般的には、車載防犯カメラよりも駐車場に設置することをすすめられることの方が多いです。それは、電源の確保が難しいことと、ガラス越しだとうまく撮影できないなどの理由があるからです。そして、駐車場に設置して撮影するタイプの防犯カメラの方が性能がいいというのもあります。
それでも車載防犯カメラにもメリットはあるのです。防犯カメラを駐車場に設置することをすすめられることが多いと言いましたが、車はいつも駐車場にあるわけではないですよね。車を使って移動した際には、その駐車場に設置された防犯カメラでは車のみ守りは出来ないことになります。しかし、車載防犯カメラがあれば、外出先での車の見守りをすることが出来るのです。
そして、防犯カメラは年々ますますの進化を遂げているため、色々な機能も増えているうえに、近年は性能のいいものや、色々な便利な機能も加わっており、車にいたずらをする人が近付いてきて以上を察知した時に威嚇をしてくれる機能などもあるので、車上荒らしにあったりいたずらをされる前に犯人が車の防犯機能に気付いて、犯罪を未然に防ぐ効果もあるので、車載防犯カメラを設置することにはかなり意味があります。
車載防犯カメラの便利な機能を紹介!どんなことが出来るの?
車載用の防犯カメラは近年、進化を遂げて広い範囲を撮影できるようにもなりました。そして、価格も意外と高すぎるわけでもないため、気楽に取り付けることが出来ます。1万円後半ぐらいで購入できるものもあり、これくらいの価格だとそれなりにしっかりとしたものが買えてしまうこともあります。ものによっては1万円以下の商品なども販売されています。値段は機能などによって、ピンからキリまであります。
近年の車載用防犯カメラにはどのような機能がついているのかについてご紹介していきます。
電源はどうなっているの?
まず気になるのが電源はどうなっているのこかですよね。車から電源を取っているタイプとバッテリータイプのものがあります。車両のバッテリーの量がある一定以下になったことを検知すると自動的に撮影をやめるものなどもあり、このように車のバッテリーから電気をとってくるものだと長時間録画できるタイプの機種も販売されています。
バッテリータイプのものでも、モバイルバッテリーを追加して稼働時間を長くすることも出来ます。スタンバイモードにしておけば、多少長い時間持たせることも可能です。
場所も取らないし、取り付けも簡単
車載防犯カメラは小さいものも多く、場所を取らない上に、クリップなどで取り付けられるため、誰でも簡単に取り付けることが出来ます。
前周囲の360度記録対応可能なものも!
従来は垂直50から90度、水平で90から120度ぐらいまでしか撮影できなかったのですが、近年販売されている物では、垂直210度、水平では360度撮影可能なものも販売されており、かなり広い範囲を撮影することが出来るようになっています。
LED搭載で夜間でも撮影が出来る
LED電球が搭載されているため、夜間でもしっかりと撮影することが出来ます。人が近付いたことを検知する機能も付いているため、不審者が近付いてきたときに、明かりがつき、不審者に防犯カメラの存在をアピールし、威嚇することも出来ます。
様々なセンサーで不審者を威嚇する機能がついている
不審者や不審な車が近付いて来たことを検知すると撮影モードに入り、自動的に撮影を開始してくれる機能も付いているものもあります。それ以外の時間は撮影を行わないスタンバイモードにできるため、電池の消耗を抑えることも出来るのでかなり便利な機能です。譲二撮影にすることも出来ますし、異常を検知した時に撮影するようにすることにも出来るので、その時の必要性に応じて変えられるのも非常に便利です。
車両のドアが開けられたり、車を傾けられたり、車への衝撃を検知すると撮影を開始したり、警戒音を出したりと、不審者を威嚇したり、しっかりと不審者や犯人の情報を記録できるように動き出すようになっています。
映像の確認も簡単
映像した撮影も直接防犯カメラに付属の液晶画面からも見ることが出来ますし、大きな画面で見たい場合はパソコンなどにつないで簡単に確認することが出来ます。
車載用防犯カメラまとめ
車載用防犯カメラには車載用防犯カメラだからこそ果たせる役割が多くあります。
車へのいたずらや車上荒らしが気になる方は何らかの形で防犯カメラを設置することをおすすめします。防犯カメラ販売業者の方がおすすめするように駐車場に防犯カメラを設置してしまう方法も、車内の防犯カメラよりも大きくわかりやすいため、防犯カメラで監視していますという威嚇効果は非常に大きい上に、しっかりと記録を出来ると言う面ではこちらも導入することもおすすめです。
車載用の防犯カメラを取り付けることで、外出先でのトラブルを未然に防ぐことが可能になりますし、万が一何かしらの被害に遭ってしまっても、不審者の情報を掴むための何らかの証拠を映像として残すことが可能になります。
また、車載用防犯カメラは電源を外部から取ることが出来ないため、撮影時間がどうしても短くなってしまうという欠点はあるものの、スタンバイモードにして、異常を検知した場合のみ撮影するようにしておけば、電池の持ちも良くなる上に、外部のバッテリーを取り付けて撮影時間を長くすることも可能です。
その他にも、様々なセンサー機能がついているため、節電にも役立つ上に、しっかりと警戒音などを出して、威嚇して自動車を守ってくれるという機能も付いています。
お値段も手ごろなものもある上に設置も完全に自分で出来てしまうために、かなり気楽に設置できると言うのも車載防犯カメラの魅力の1つです。
車載用防犯カメラは値段も1万円以下のものから3万円以上するものまで色々あります。付いている機能などは値段や商品によっても大幅に異なりますので、どのような機能が必要なのかを検討したうえで機種を選定しましょう。