高齢者の安否確認を日常的に行おう

少子高齢化が進む日本では、高齢者の一人暮らしや高齢者だけで暮らす世帯が増加しています。孤独死なども問題も深刻化し、離れて暮らしていても安保確認は欠かせないものとなりました。

大切な人に元気でいてもらうためにも同居を試みる家族もいますが、日中は仕事や家事があり高齢者が自宅で一人になる時間がどうしても出てきてしまうのが現状です。家庭によっては同居することも難しく、離れて暮らすことを余儀なくされる場合もあるでしょう。

高齢者の体調は変化しやすく、家族が気付かないうちに認知症が進行してしまうことはよくあります。高齢者が健康でいるためには、まず日常的な生活習慣から把握していく必要があるでしょう。

それでは離れて暮らす高齢者や家族と一緒にすごす時間が短い高齢者の生活習慣を把握するには、どうしたらいいでしょうか。
項目ごとに具体的な方法を検討していきたいと思います。

おすすめの見守りサービス

高齢者の生活習慣から安否確認をしよう

認知症の初期症状は、生活習慣や日常的な行動に小さな異変が見られることから始まるといわれています。

例えば、以下のような症状が見られる場合は、認知症の初期症状と考えることができます。

何度も同じ話をしたり、同じ質問をしたりと会話が反復してしまう
今まで見ていたテレビを見なくなったり、読書が好きだったのみ全く読まなくなったり、趣味などをやめてしまい無気力になる
探し物が多くなったり、人と会う約束を忘れたりなど、物忘れが多くなる
昼夜逆転したり、身だしなみに構わなくなったりと生活習慣が乱れる

その他、感情の起伏が激しくなったり、イライラしたりする様子も認知症の初期症状である可能性があります。

物忘れや会話の反復は、認知症と判断がつきやすいのですが、外出をしなくなったり、涙もろくなったりという場合は、高齢になって少し活力が低下したからだろう、歳をとって性格が丸くなったのだろう、と家族もあまり深刻に捉えないことが多々あります。身近な存在だからこそ、高齢者の些細な変化を確認することが難しいのも確かです。

高齢者と離れて暮らしている場合は、さらに生活習慣の変化に気がつきません。
最近は、一人暮らしや高齢者だけで暮らす世帯に向けて安否確認サービスが普及していますが、中には日常的な生活習慣を把握できるようなものもあります。

高齢者と一緒に暮らす家族も、離れて暮らす家族も、健康状態の些細な変化に気がつけるようになるよう、生活習慣を把握できるような安否確認システムを日常的に取り入れるようにしていきましょう。

それでは具体的に、高齢者の生活習慣を把握するにはどのような安否確認システムがいいのでしょうか。次の章でお話していきたいと思います。

センサー式安否確認システムで高齢者の生活習慣を把握

高齢者の日常的な見守りシステムにセンサー式のものがあります。このセンサー式見守りサービスは、人の動きに反応して安否確認を行うシステムになっています。

センサー式安否確認システムは現在、高齢者が今まで通り生活を送るだけで家族が安否確認することができるので取り入れやすく、カメラ型と違ってプライバシーにも配慮できると注目を集めています。高齢者と遠く離れて暮らしている家族が、安否確認のために取り入れることが多いようですが、このセンサー式見守りシステムは生活習慣を把握するのにも役立てることができます。

中にはセンサーに反応した情報をグラフ化し生活習慣を把握できるようになっている安否確認システムもあります。

機器のタイプも置き型で簡単に設置できるものもあれば、電化製品にセンサーシステムが内蔵されているものなど様々な機器が提供されています。

例えば、「いまイルモ」の見守りセンサーは、人の動きを感知するモーションセンサーのほか、照度、温度、湿度などにも反応する多機能型となっています。
見守り家族は、多機能センサーのデータを元に、安否確認や生活環境をモニタリングします。スマホやタブレット、 PCなどを活用しインターネットを通してどこからでもデータ確認することができます。

データはリアルタイムで確認できる他、履歴は保存されるので統計的に見ることもできます。温度や湿度の感知機能は熱中症対策にも役立てることができるので、夏の暑さを我慢してしまう高齢者に無理がないか家族が把握しサポートしていくのも良いでしょう。

「いまイルモ」は工事が必要なく簡単に設置できるだけでなく、設置場所にインターネット環境がなくても使用することができるようになっています。インターネット環境がない高齢者宅でも手軽に取り入れることができるので安心です。

その他、ポットや電球など電化製品に内蔵されたセンサーを活用して安否確認をしながら生活習慣を把握できるものもあります。高齢者の生活習慣に馴染みやすい機器を取り入れるようにしましょう。

高齢者と離れて暮らしている家族はもちろん、高齢者と一緒に暮らしている場合でも、些細な変化の見落としがないか、一緒に過ごすことができない日中はどのように活動しているのか、安否確認システムを元に知ることはとても大切です。もしもの緊急事態に備えて安否確認システムを活用するだけでなく、日常的な健康テェックにも役立てていきましょう。

訪問型安否確認サービスで高齢者の健康をサポート

認知症の初期症状に、趣味をやめてしまったり無気力になってしまったりという症状があるとお話致しました。
そのまま放っておくと症状が悪化し、深刻な問題になりかねません。
家族が意図的に、コミュニケーションの機会を高齢者に与えていくというのは大切なサポートの1つです。

ただし、無気力になっている高齢者を無理に外へ連れ出すというのは難しく、嫌な思いをさせてしまうことも多々あります。高齢者に嫌な思いをさせると、より心を閉ざしてしまい、症状を緩和させようと家族がサポートすることが困難になってしまいます。

そういった場合には、訪問型の安否確認サービスがオススメです。
訪問型安否確認サービスでは、専任のスタッフが高齢者の自宅を定期的に訪れ、会話を通して健康状態を確認するサービスです。
郵便局や電気、水道などの会社がサービスを提供していたり、食事や日用品を届ける配達サービスが合わせて安否確認を行ってくれるところもあります。

訪問日数は限られているため日常的な生活習慣を確認することはできませんが、高齢者にいつもと違う時間の過ごし方を提供することができます。

高齢者が心身ともに健康的でいるためには、人とのコミュニケーションは欠かせません。高齢者が孤立するほど、認知症の症状は重くなり健康状態を悪化させてしまうのも確かです。

引きこもりがちで、人と関わる機会が少なくなっている高齢者はこうした訪問型安否確認サービスで家族以外の第三者と関わる機会を儲けていくことで気分転換につながります。安否確認だけでなく、コミュニケーションの機会を与える機会としてもうまく活用していきましょう。

慣れてきたら、デイケアサービスに通ったり、地域ボランティアに参加したりと活動の幅を広げていけるようサポートして行くことも大切です。

愛着のわく高齢者安否確認機器

最近は様々な高齢者の安否確認機器が提供されており、細かいニーズに合わせて使用するシステムを選択できるようになりました。
高齢者の健康状態や家庭環境に適したものや使いやすいものを選ぶのが一番ですが、中には安否確認システム自体を懸念する高齢者もいます。

安否確認システムを嫌がる意見は、家族に迷惑をかけたくないから、監視されているような気がして生活しづらい、高齢化社会に伴って始まったビジネス的な印象が強いから嫌だ、と様々です。

通常、安否確認システムを嫌がる高齢者には、極力違和感を与えないセンサー型をすすめることが多いですが、ビジネス的な部分を懸念していたり家族への負担を心配していたりする場合には、一般的な安否確認機器は好まれないかもしれません。

それでも、心配だから安否確認システムを取り入れたいという場合には、ロボット型の機器がオススメです。

例えばBOCCO
元々は留守番中の子供を見守る機器として制作された機器ですが、可愛らしく愛着が湧くような見た目のロボット型コミュニケーションツールを気にいる高齢者が多く、現在は高齢者の安否確認機器としても活用されています。

このBOCCOは、振動センサーと人感センサーが搭載されており、ドアの開閉確認などができます。「薬を飲んでね」など指定した時間にメッセージを話す機能もあり、ロボットが生活を見守ってくれているような気持ちになります。家族専用掲示板のシステムもあり、家族内でメッセージのやり取りをすることもできます。

安否確認にマイナスなイメージを持っている高齢者には、こうしたコミュニケーションツールとして楽しめる安否確認機器を利用すると取り入れやすくなります。家庭環境を明るくするアイテムとして使用するよう相談してみましょう。

おわりに

高齢者の安否確認を日常的に行っていくには様々な手段があります。安否確認システムや機器を上手に使って、高齢者に不快感を与えることなくサポートしていくようにしましょう。

ポイントは以下の4つです。
高齢者の些細な変化を把握するために安否確認システムを活用する
センサー型安否確認機器で高齢者の生活習慣を把握する
無気力で家にこもりがちな高齢者には訪問型安否確認サービスを利用する
安否確認機器を懸念する高齢者には楽しんで使用できる機器を使用する

サポートの加減は個人の状況によって異なりますが、高齢者が無事に生活していくには周囲支えが必要です。それぞれの状況に適した安否確認システムを取り入れ見守っていきましょう。

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