様々な場面で活用されるようになったgps、近年ではスマホの地図などアプリケーションの他、キーホルダー型で高齢者の居場所を確認できるものなど、幅広い分野で取り入れられるようになりました。
gpsはスマホで活用する便利な機能だけでなく、大切な人の安全や生活を支えていくためには欠かせない機能として生活の中に取り入れられています。
それでは具体的にgpsにはどのようなメリットや特徴があるのでしょうか。
今回は高齢者の見守り、gps付きキーホルダーに視点を絞り解説していきたいと思います。
高齢者がgps付きキーホルダーを使うメリットとは
それではまず、高齢者がgps付きキーホルダーを使用するとどのようなメリットがあるのか考えていきましょう。
gpsと聞くとスマホなどの地図アプリが発達したこともあり、携帯電話を使って位置情報を把握する必要があるイメージが強い方もいるでしょう。しかし、高齢の方は携帯電話の操作に不慣れな方もいます。高齢者向きに操作が簡易化された携帯電話などもありますが、外出時に携帯電話を持って家を出る習慣がない方もおり、肝心な時に居場所が把握できないなどの問題が生じてしまいます。
認知症の症状が軽く携帯電話の操作ができる方でも、携帯電話を持たずに買い物へ出た時に限って帰り道がわからなくなってしまうなどの事件が発生していのも確かです。
高齢者の居場所を日常的に見守るには、生活習慣の中で必要とするものにgpsをつける必要があります。
キーホルダー型のgpsなら、外出時に必ず持ち歩く鍵や財布、杖や衣服などにつけることができるので、gpsを持たずに外出してしまうことが減り、家族が居場所を見守りやすくなります。
また、gpsキーホルダーは高齢者の居場所を把握するだけでなく、大切な物の紛失時にも役立ちます。
例えばなくすと困る鍵や財布、紛失したり置き忘れてしまいやすいカバンや上着などにgpsキーホルダーを付けると、紛失物を簡単に探すことができるようになります。探し物や失くし物を減らしていくなど、見守りだけでなく快適な生活を送っていく上でも役立てることができます。
見守りの他、高齢者の一人暮らしや認知症の心配がある方の生活をサポートしていくためにも、gpsキーホルダーを活用すると良いでしょう。
スマホで確認できる高齢者見守り用gpsキーホルダー
gpsキーホルダーを使用するメリットはご理解いただけたでしょうか。
それでは具体的にどのようなものがあるのでしょうか。いくつか例にあげていきたいと思います。
キーホルダーとしてオススメなのが「bible」
位置情報はアプリを使用しスマホなどで確認することができます。さらに、アプリと連動したキーホルダーを鳴らすことで、失くし物や高齢者の居場所を把握することができます。タグからスマホを鳴らすこともできます。
ペアリングは自動でBluetooth接続されるので、アプリの起動を気にせず安心して使用することができます。
高齢者向きに扱いやすいものだと「ここココforシニア」などもあります。
置くだけで充電することができる小型端末です。端末は100円玉6枚分(30g)と超軽量なので、キーホルダーとして使用しても目立たず邪魔になりません。緊急時はワンプッシュでメール送信、家族に連絡が届きます。
その他、ALSOKなどの警備会社から出ているみまもりタグなどがあります。
ALSOKのみまもりタグはキーホルダーとして使用することもでき、gpsの位置情報はスマホ確認が可能です。見守りも警備会社のALSOKが連携してくれるので、忙しくて定期的に状況確認できない方でも安心して見守ることができます。
用途や生活スタイルに合わせて最適なものを選ぶと良いでしょう。
gpsの追跡以外に高齢者の見守りに役立つキーホルダー
gpsキーホルダーには様々なタイプがあります。最近のgpsキーホルダーは、小型化軽量化されかなりコンパクトなものになっており、スマホなどで居場所が確認できるタイプが主流となってきました。
しかし、スマホで利用者の居場所を確認するタイプは家族が忙しくて常に状況を確認することができない場合、緊急時の対応が遅れてしまうことがあります。
例えば、高齢者が外出先で怪我をした場合、gpsキーホルダーだけでは現地で手当をする人へ情報が届きません。病院に運ばれてから家族が位置情報を把握したとしても、持病やアレルギー、服用できない薬などがある場合は早期に連絡、もしくは対処しないと手遅れになってしまう場合があります。
高齢者は小さな怪我でも重症化することが多く、よりスムーズな対応が大切となります。仕事がある平日、忙しくて位置情報が確認できない日中などに高齢者が外出する場合は、緊急時の連絡先や患者の情報がわかるQRコードなどがついたキーホルダーを使用した方が安心です。
最近の高齢者見守り用キーホルダーでは、緊急時の連絡先や高齢者の情報がわかるタイプだけでなく、合わせてgps機能などを利用し家族が位置情報を把握できるタイプもあります。
例えば株式会社アップリンクから発売されている高齢者見守り用キーホルダーは、QRコードを読み込むと高齢者の必要情報を把握することができます。
この高齢者見守り用キーホルダーは、家族が位置情報を把握したり、利用者の情報を悪用されることを防ぐため、QRコードを読み込まれた時は家族の元へメールで通知が来るようになっています。
家族の元に届いた通知には、QRコードを読み込まれた場所のリンクが貼ってあり、読み込むと地図で場所を把握することができます。
緊急時の対応だけでなく、家族にもスムーズに連絡が届くようにしたいという方は、このような高齢者の情報と位置情報がわかるキーホルダーの利用がオススメです。
高齢者の見守りは、gpsの機能だけに限らず、見守る側の生活スタイルや緊急時の対応など、柔軟に状況を想定してアイテムを取り入れるようにしていきましょう。
キーホルダー以外で高齢者の見守りができるgpsアイテム
gpsキーホルダーは取り入れやすく、とても便利なアイテムなのですが、キーホルダーだと落としてしまったり、取り付けができるものに限りが出てきてしまったり、不便を感じることもあります。
そんな心配がある方には、世界最小クラスの紛失防止タグ「Me-MAMORIO」がオススメです。
紛失防止タグMAMORIOは、Bluetooth Low Energyが本体に内蔵されており、スマホで場所を確認できるなどスマホと連携して使用することができます。外出先で忘れ物をした場合、MAMORIOをつけていると、忘れた場所を把握することができます。お財布や鍵など、大切な物の置き忘れや紛失時に役立ちます。
またスマホでアプリをダウンロードすると、MAMORIOとスマホが離れた際に通知が届くなど、未然に紛失を防ぐこともできます。
MAMORIOの場所は家族とシェアすることも可能です。家族と位置情報をシェア捨ことで紛失物の捜索だけでなく、MAMORIOを持ち歩いている人の居場所も確認することができるので、高齢者の見守りにも活用されています。見守り機能としては、とても細かく場所検知がされ、その日の行動を時間とともに把握することができます。
さらにこのMAMORIOには、様々なサービスやサポートが付属しています。
例えば忘れ物をした際、私鉄など駅の紛失物センターや百貨店などにはMAMORIOを感知するアンテナMAMORIO Spotが設置されており、忘れ物が届けに出されていても通知が届くシステムを利用することができます。
その他、24時間365日、電話で医療相談ができるメディカルアシストや身の回りの相談もできるサービスを無料受けることができます。さらに、法律や税金といった日常できになる分野の相談を受け付ける「デイリーサポート」のサービスもあり、別途年間1,000円で紛失時に補償を受けることができるサービスも付属しています。
簡易的なgpsキーホルダーで居場所を把握するのも良いですが、MAMORIOのように高齢者に向けたサービスを合わせて受けることができるタイプも生活を豊かにするアイテムとしてオススメです。
gpsキーホルダーで居場所を把握するだけでなく、このように高齢者の生活を支えるようなサービスがついている会社の見守りタグを利用し、サポートの幅を広げていくと、利用者も見張られていると嫌悪感を抱くことなく、楽しんでgpsキーホルダーを使用することができます。
高齢者が少しでも快適で安心のできる毎日を送っていけるよう、様々なアイテムの利点を活用していきましょう。
おわりに
gpsキーホルダーのメリットや機能は把握することができたでしょうか。
1つ工夫をするだけで、高齢者の生活をサポートすることができます。利用者の行動範囲や状況に合わせてgpsキーホルダーを活用してみてください。
ポイントは以下の4つです。
gpsキーホルダーは日常的に高齢者の見守りができる
スマホで場所確認できるgpsキーホルダーを活用して高齢者の外出を安全に
gps以外に高齢者の情報や連絡先がわかるキーホルダーで緊急時も安心
gpsキーホルダーに付属するサービスで高齢者の生活をより快適なものに
市場には様々なタイプのgpsキーホルダーがあります。
簡易的なものを複数個使用するのも良いですし、gpsキーホルダーに付属するサービスを合わせて利用し生活を快適にしていくのも1つの手段です。
利用者や見守る家族の用途に適したものを選択し、高齢者の生活をサポートしていきましょう。