離れて暮らす親の安否が心配~見守りサービスとは?

離れて暮らす親の見守りサービスが近年注目を集めています。社会全体の高齢化は現在の日本が抱えている大きな社会問題です。生涯結婚をしない者、親から離れて暮らす者も増え、高齢者が独り暮らしをするケースも増えてきています。その中で問題視されているのが高齢者の孤独死問題。
高齢者の安否確認をする手段として注目されているのが離れて暮らす親の見守りサービスです。離れて暮らす親の見守りサービスとはどのようなサービスなのか、この記事で詳しく見ていきましょう。

おすすめの見守りサービス

【見守り】離れて暮らす親を心配する家族は多い

離れて暮らす親の見守りサービスの需要が伸びてきている背景には、独り暮らしや夫婦で二人暮らしの高齢者が増えている現実があります。それでは実際に、離れて暮らす高齢の親を持つ家族はどのように思っているのか、アンケートの結果を見てみましょう。

離れて暮らす親について①会える頻度は?


離れて暮らす親を持つ家族は親に対してどのような思いを持っているのでしょうか。離れて暮らす親を持つ家族に警備会社が行った意識調査のアンケートがあります。このアンケートは離れて暮らす高齢の親を持つ40歳~50歳代の男女500人を対象に行ったもの。
まずは離れて暮らす両親にどのぐらいの頻度で会えるか、以下のような結果が出ています。

親と会える頻度割合(%)
年に4回以上31.8
年に2~3回32.0
年に1回20.6
2年に1回4.6
3年に1回以下11.0

離れて暮らす親について②8割の家族が心配している

次に、離れて暮らす高齢の両親について心配な事があるかどうか調査しています。以下の結果のようになっています。離れて暮らす高齢の親を持つ40歳~50歳代の男女のうち、約8割が親について心配を抱えている事が分かりました。

親について心配事があるか割合(%)
ある80.2
ない19.8

離れて暮らす親について③心配する理由

次に、離れて暮らす高齢の両親について心配があると答えた約8割の男女に対して、その心配事の内容を調査しています。その結果は以下のようになりました。

親についての心配事割合(%、複数回答)
健康面94.0
自然災害41.4
認知症40.4
交通事故38.4
火災36.7
詐欺被害32.4
生活費21.7
その他0.7

離れて暮らす高齢の親に対しての心配事としては、具体的に以下のような声がありました。
■両親ともに持病がある。
■農作業中に熱中になった。
■最近、高齢者の交通事故のニュースが多い。
■近年、詐欺の手口が巧妙になってきた。
■最近良く転ぶようになった。

離れて暮らす親について④安否確認はしているか?

このアンケートの結果、離れて暮らす両親に対して約8割の男女が心配事を抱えている事が判明しました。それでは、離れて暮らす両親の心配に対して何か対策はしているのでしょうか。結果は以下の通りとなりました。

対策をしているか?割合(%)
している38.2
していない61.8

それでは実際に対策をしていると答えた男女は、どのような対策をしているのでしょうか。アンケートの結果は以下の通りとなっています。

具体的な対策割合(%、複数回答)
定期的な電話81.2
定期的なLINE、メール36.6
近所の人に依頼16.2
自治体のサービスに加入7.3
警備員駆けつけサービスに加入3.1
定期的にSNSをチェック2.6
GPS利用2.1
IT系の見守りサービスに加入0.5
その他5.2

なお、その他の対策としては具体的に以下のようなものがありました。
■定期的な訪問。
■高齢者住宅への入居。
■テレビ電話で連絡。

離れて暮らす親について⑤安否確認をしていない理由

一方で、離れて暮らす両親の安否確認を意識して行っていない男女もいます。その理由としては以下のようなものが挙がっていました。

親の安否確認をしない理由割合(%)
まだ必要性を感じない23.3
何をすれば良いか分からない21.4
先延ばしにしている16.2
お金が掛かりすぎる8.4
連絡のタイミングが合わない8.4
親が必要ないと思っている4.5
忙しい3.9
良いサービスがない2.3
その他11.7

離れて暮らす親の見守りサービスに求める事とは?

これらのアンケートの結果、離れて暮らす親を持つ家族の約8割は親についての不安を持っている事が分かりました。離れて暮らす親を持つ人の多くは、実際に定期的な連絡を取るなどの対策をしています。また対策をしていない人の中にも、先延ばしにしていたり何をして良いか分からなかったりする人も多数います。
これらの結果からも、離れて暮らす親の安否を確認する見守りサービスが必要となっている事が分かるでしょう。このアンケートでは、親の見守りサービスにどのような条件を求めるか調査しています。結果は以下のようになっていました。

見守りサービスに求める条件割合(%、複数回答)
操作面での負担が少ない69.0
費用が安い65.4
緊急時に通報してくれる35.2
メール通知がある35.0
親の精神的負担が少ない27.4
警備員が駆け付けてくれる19.0
健康相談ができる15.0
明るい人間関係14.0
カメラでの確認12.0
その他1.8

離れて暮らす親の安否確認!見守りサービスの種類

このように、離れて暮らす親の安否を確認する見守りサービスの需要が年々高まってきています。また、離れて暮らす親を持つ家族が見守りサービスに求める意見もさまざまです。それでは、離れて暮らす親の見守りサービスとは実際にどのようなサービスを提供してくれるのでしょうか。
高齢者の親の見守りサービスは大きく分類すると4つのタイプがあります。それぞれの特徴を見てみましょう。

見守りサービスのタイプ①定期訪問型

離れて暮らす親の見守りサービス、1種類目は定期訪問型です。定期訪問型の見守りサービスは担当者が1ヶ月に2回など定期的に親を訪れて健康状態を確認。定期訪問型のメリットとしては人の目で細かい健康状態が確認される事。孤独な独り暮らしの高齢者としては話し相手ができるだけでも嬉しいかもしれません。
デメリットとしては定期訪問時以外の緊急事態には対応が難しい事。また人によっては新しい訪問者を面倒くさく思う高齢者もいます。

見守りサービスのタイプ②本人通報型

離れて暮らす親の見守りサービスとして次に本人通報型が挙げられます。本人通報型見守りサービスは高齢者に通報用のブザーを与え、緊急通報があった時に警備員が駆けつけるサービス。本人通報型のメリットとしては費用が安く済む事が挙げられます。
不安点としては、高齢者が緊急時に本当にブザーを適確に押せるのかという事。またブザーは電池式の場合がほとんどで、高齢者に電池交換ができるのかという問題もあります。

見守りサービスのタイプ③業者確認型

離れて暮らす親の見守りサービスとしては業者確認型もあります。業者確認型見守りサービスは、高齢者の自宅内の生活動線にセンサーを設置し、センサーが一定時間反応しない場合に異常として担当者が駆けつけるパターン。業者確認型はセンサー設置のみなので、高齢者の精神的負担になりにくいという利点があります。
ただし料金が高めになってしまうというデメリットも挙げられるでしょう。

見守りサービスのタイプ④家族通知型

離れて暮らす親の見守りサービスとしては最後に家族通知型があります。家族通知型は電力などの使用状況で高齢者の生活を把握し、異常を家族に通知するスタイル。業者確認型と同様にセンサー設置のみなので、高齢者の心の負担になりにくい事がメリットです。
家族確認型は基本的にスマホによって家族通知が行われるため、家族がスマホを操作できる必要があります。

離れて暮らす親の安否確認!見守りサービスの内容比較

現在需要が高まっている、離れて暮らす親の見守りサービス。この記事では、離れて暮らす親の見守りサービスに求められる条件や、サービスの種類などについて取り上げました。最後に実際の見守りサービスを比較してみましょう。現在、離れて暮らす親の見守りサービスを行っている4社について、その内容を比べてみます。

親の見守りサービス①東京電力EP『遠くても安心プラン』

離れて暮らす親の見守りサービスの実例、まずは『遠くても安心プラン』です。『遠くても安心プラン』は東京電力EPが提供する見守りサービス。分電盤にセンサーを取り付ける事によって高齢者の電気の使用状況を確認。その状況を家族がスマホで確認できます。対象となる家電はテレビ、洗濯機、エアコンなど合計8種類。
設備買取コースとレンタルコースの2種類があり、2年間契約が基本となります。

親の見守りサービス②セコム『親の見守りプラン』

離れて暮らす親の見守りサービスの実例、続いては『親の見守りプラン』です。『親の見守りプラン』はセキュリティ会社のセコムが提供する見守りサービス。『親の見守りプラン』では緊急通報用のブザーを高齢者に配付。生活動線にセンサーを設置して日常生活をチェックします。
また、侵入者を感知するセンサーや火災センサーも設置してトラブルに備えます。こちらも機材レンタルと買取の2種類のプランから選べます。

親の見守りサービス③象印『みまもりホットライン』

離れて暮らす親の見守りサービスの実例、次は『みまもりホットライン』です。『みまもりホットライン』はポットメーカーの象印が提供する見守りサービス。センサーの付いたポットを離れて暮らす親の自宅に設置して毎日のポットの使用状況が把握できるという内容。
『みまもりホットライン』は高齢者が日常使う事が多いポットの使用で毎日の無事を確認できます。費用は初回の契約料と毎月の使用料となります。

親の見守りサービス④ミマモリエ

離れて暮らす親の見守りサービスの実例、最後にミマモリエを取り上げます。ミマモリエは見守りサービスのために立ち上げられた会社です。ミマモリエではモニターの付いたフォトスタンドを離れて暮らす親の部屋に設置。生活状況や室温などをチェックします。サービスの費用は月額使用料のみです。

高齢化社会においては離れて暮らす親の見守りサービスが必要!

この記事では離れて暮らす親を持つ家族が抱える問題をアンケートで紹介し、高齢者の見守りサービスの実例を紹介しました。アンケートでは、離れて暮らす親の見守りは必要とされながらも先延ばしにされているケースが多いという結果に。現在はさまざまなスタイルの見守りサービスを選ぶ事ができます。
この機会に、離れて暮らす高齢の両親の見守りサービスについて検討するべきなのかもしれません。

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