最近ではコンビニへ行くだけでも、すまほー持ち歩く人が多くなってきました。スマホと言うのはそれだけ私たちの生活に密着して、肌身離さず持つ存在となりましたが、そんなスマホが私たちの生活を全て記録しているといった事実は、多くの人が知りません。
今回は、スマホが行っている行動履歴とは一体何なのかを徹底解説していきます。
スマホの行動履歴とは?
スマホの行動履歴では、スマホを持った人間がどこにどれくらいの時間滞在したのかを記録する機能のことで、iPhoneやアンドロイドを問わずにすべてのスマホに備わっています。
しかしiPhoneとアンドロイドではその仕組みや、オフの仕方が多少違うため1つずつ解説していきます。
iPhoneの行動履歴
iPhoneはもともと備わっている機能で、設定から自分の行動履歴を見たりオフにしたりすることができます。
プライバシー設定、位置情報サービス、システムサービス、利用頻度の高い場所をタップすることにより、自分の行動履歴が分かります。
iPhoneの場合は、位置情報をオフにするだけでこの行動履歴も残らなくなります。
アンドロイドのロケーション履歴
アンドロイドの場合は、ロケーション履歴と呼ばれ、Google マップによって管理されています。もともとアンドロイドはGoogleのシステムを使ったスマホなので、Google マップだけではなくGoogleフォト等も連動しているので注意が必要です。
こちらはGoogle マップのロケーション履歴をオフにすることで、履歴は残らなくなります。
スマホの行動履歴のメリット
スマホの行動履歴は一見デメリットが多いように見えますが、実はメリットも非常にたくさん存在します。そんなスマホの行動履歴をオンにすることによって得られるメリットを紹介します。
パンデミックに有効
2020年に世界で大流行した新型コロナウィルスなどに、非常に有効なのがこのスマホの行動履歴だと思言われていて、もしも誰かがパンデミックに感染すれば、その人の行動履歴を見ることによって利用頻度の高い場所が分かり、感染源を特定することにつながります。
それによって具体的な感染場所を特定することができ、社会的貢献につながります。
また自分でも把握しきれないところでもあるので、よく出かけている場所で感染者は出ているのか、人の出入りはどうなっているのかを確認することによって、自分の身を守ることにもつながります。
毎年パンデミックが起こるわけではありませんが、もしもの時には非常に便利な機能となります。
自分の行動を見直す
スマホの行動履歴を毎月確認していれば、自分が1ヵ月どのような行動をとったのか、どこにどれぐらいの時間を費やしたのか、それがわかればお金の出入りも自然と見えてきます。
そうすれば自分の無駄な行動を見直す良い機会になります。例えば飲み会に行くにしてもどの地域に飲み会に行くことが多いのか、どれぐらいの時間を費やしているのか、といったことがわかれば休日や夜の時間の使い方を見直すことができますし、行動履歴は地図上に表示されるため時間短縮の方法なども自然と見えてきます。
無実の証明
例えば何かの事件や事故に巻き込まれてしまった場合に、自分の無実を証明する証拠となります。もともとこの機能が全てのスマホに導入されるきっかけになったのは、警察が証拠として利用できるからであり、本来の使い方をすれば、非常に大きなメリットとなります。
しかし、日常的に事件に巻き込まれるかと言われれば、そうではないので、何かあったときに役に立つ位の感覚でいたほうがいいです。
スマホの行動履歴のデメリット
スマホの行動履歴はメリットも存在しますが、自分の行動が全て保存されてしまうため、もちろんデメリットなども多く存在します。そんなデメリットの中でも多くの人が実感するものを紹介します。
プライバシー問題
これは多くの人が実感する問題の1つで、いくら50日間しか保存されないとはいえ、自分がどこにいつどれぐらい行ったのかを保存されると言うのは、プライバシー的な面で考えてデメリットと感じてしまう人が多いです。
こちらはやましい行動しているか、していないかに関係なく人間の心理的な部分での感じ方ですので、多くの人が嫌がってしまうのも仕方ありません。
誤解を招く
これは、スマホの行動履歴を誰か他の人に見られてしまった場合に、よからぬ誤解を招きやすいということです。
例えば結婚している身の人が、仕事中にホテル街を歩いていたら、浮気をしているのではないかといった考えに陥ってしまいがちですが、実際は営業に回っていただき、営業先の人と食事をしていたといった勘違いかもしれません。
人間というのは、先入観によって物事を簡単にジャッジしてしまう動物であり、行動履歴というのはそれを助長させてしまうため、よからぬ誤解を招く原因にもなります。
またスマホの行動履歴をオフにすることもできますが、この存在を知っている人はかなり少なく、わざわざオフにしているという事は何か変な行動をとっているのではないか、といったようにオフにしているからこその誤解なども生じてしまうため、やはりデメリットといえます。
証拠になる
こちらは本人にとっての大きなデメリットといえますが、例えば浮気をしている人が、何か隠したいことをしている人にとっては、行動履歴と言うのは自分の行動の動かの証拠となってしまうため、メリットは全くありません。この場合はそのような行動をとっている本人にも日和ありますが、知らないうちに自分で証拠を作ってしまっていたとならないように、普段から設定をオフにしておくことをは必須です。
スマホの行動履歴の評判
アンドロイドを使ってる人でも、iPhoneを使ってる人でも行動履歴と言うものは使用できますが、実際に行動履歴の存在を知りながら利用している人の評判を集めてみました。
実際に使っているからわかるメリットとデメリットがよくわかります。
彼女に見られるのは怖い
今までスマホの行動履歴といった存在は知らずに、スマホを使用してきましたが、友人からスマホの行動履歴について教えてもらったときに、真っ先に彼女に見られた場合の恐怖を感じました。と言うのも浮気ではありませんが仕事の関係でキャバクラに行ったりすることがあり、彼女が非常に嫉妬深いのでその事は隠していました。
しかし同棲もしていて、スマホのパスワードはお互いに知っているので、彼女がこの行動履歴について知ったときに、大きな喧嘩に発展するのではないかと思い、すぐに削除しました。
また、現在はスマホの行動履歴については、オフにしているためキャバクラについてばれる心配はありませんが、知らず知らずのうちに行動が記録されているなんて少し怖いなと感じましたね。
こちらは付き合っている彼女に行動履歴を見られたくないといったケースで、やましい事がたとえなくても、プライバシーすぎる問題ではあるので、デメリットと感じる人もいるようです。
子供の見守りになる
うちには子供との約束で、夜になったらスマホを親に預けるといったルールがありますが、その日子供が学校からまっすぐ帰ってきたのか、どこに寄り道したのかなどを確認することができます。というのも学校が非常に遠く、電車やバスを何回も乗り継いで登校しているため、寄り道をしようと思えばいくらでもできる状況ですので、子供が変なとこに行っていないか、何か悪いことをしていないか、といった見守りも含めてすごく活躍しています。
こちらは子供の見守りとして行動履歴を使用している家庭で、どこにどれぐらい滞在したのかがすぐわかるので、良い見守りとなっているそうです。
こちらはGPSアプリなくても代用することができますが、年頃の子供になってくるとGPSなどを嫌がってしまう可能性もあるので、このようなスマホに付属してある機能を使う事は大きなメリットといえます。
時々思い出話をする
こちらは定年退職されてから、奥さんと旅行を楽しんでいる高齢夫婦の声ですが、スマホの行動履歴によって、今までどんなとこに旅行したのかを思い出話のように話せるのが、1つの楽しみとなっているようです。
保存期間は2ヶ月もありませんが、散歩した場所や何気なく撮った写真なども行動履歴によってわかるので、暇なときに見ては思い出に浸っているそうです。
このように行動履歴を、思い出のように振り返るといった使い方もでき、やましい行動をとっていなければこのような使い方もできます。
まとめ
テクノロジーがどんどん発展していくこの世の中で、我々が使用しているパソコンやテレビ、スマートフォンなどには思いもよらない機能が付いていることが多く、それにいちいち驚いていられる時代ではありません。
行動履歴についても、知らないで使っている人は意外と多く、この機能を知らないでいると知らないうちにデメリットとなってしまいます。また、行動履歴は完全な個人情報なので基本的に他人が見れる事はありませんが、自分のスマホからなら簡単に閲覧することができるため、注意が必要です。
スマホの自動学習機能をさらに便利にしたり、思い出を振り返ったりするには非常に便利な行動履歴ですが、プライバシーをより重視する人は設定で行動履歴をオフにしたり、削除したりすることをお勧めします。
また。高齢者や子供の見守りとして利用している方も一定数存在し、様々な活用方法があると覚えておくだけでも、便利な使い方ができるかもしれません。