見守りポットは見守りホットラインが提供するサービスで、電気ポットの利用状況から高齢者の安否を確認します。その便利性や高齢者にも使いやすい仕様が非常に人気となっています。料金も初期工事費用が掛からないといった利点があるものの、複数台利用は高くつくといったデメリットも存在します。
そんなメリットもデメリットもある見守りポットで利用者が気になる料金を、初期費用、契約金、解約金など徹底的に解説していきます。
ポット型見守りとは
見守りホットラインが提供するサービスである身っ守りポットは、電気ポット型の見守り機です。この見守りポットが使用されると利用者の家族にメール通知が届き、このメールで離れて暮らす高齢者の安否が確認できます。
サービス内容は1日2回、見守りポットの利用状況をメールで送信して週に一度そのデータをグラフ化します。
またメールリクエストに応じて指定時間外にも見守りポットの利用歴を確認することができます。
設置場所については電気ポットに無線通信回線が内蔵されているため、設置工事の必要はなく置きたい場所において使うことができ、異動も簡単に行える優れものです。
しかし最低契約は6か月となり、6か月以内に解約すると解約金が発生するためその点の注意が必要です。
見守りポットの基本料金
見守りサービスは月額契約となっていて
・月額3,000円+税金
・オプション100円+税金
基本は月3,000円です。これは税別料金なためプラス税金が基本料金となります。
また見守りポットの契約内容として1日2回のメール送信がありますが、これは1つのメールアドレスでしか受信することができないため、夫婦で使いたいなど複数利用の場合は月額3,000円にメールアドレス一つにつき100円を加算する必要があります。
このメールアドレス追加はオプションで最大2つまで追加可能となっています。
100円も税金は別なので、2つのメールアドレス設定なら3,100円、3つなら3,200円に税金がかかります。
見守りポットの契約、解約料金
見守りサービスの中には初期費用として保証金や工事費用といったものが契約金とは別途でかかるサービスも多いですが、見守りポットはそのような初期費用は必要ありません。かかるのは契約金と毎月の月額、一部の方に対する解約金のみで全体的に安い金額でサービスを受けることができます。
契約金
契約金は見守りポッド一台5,000円で、一台ごとに料金がかかります。こちらも税金は含まれていないため契約時には5,000円に税金を足した金額となります。
契約時に指定の口座へ振り込むといった形なので、高齢者自身が契約しても簡単に振り込みが行えます。
また2020年4月現在は契約金無料キャンペーンを実施しており、誰でも気軽に見守りホットラインのサービスが受けられるようになっています。
解約金
見守りポットの契約期間は最低6か月なため、6っか月以内に解約する場合のみ解約金が発生します。そのため6か月以降の解約時には解約金はありません。
解約金は利用した月数によって変わり、残りの月数×3,000円となります。
基本的には契約すると6か月分の料金は払うことになるため、余程のことがない限り6か月使い切ってから解約するのがベストです。
見守りポット料金別の違い
見守りポットは1種類しかなく、基本料金プランも一つしか存在しません。複数台契約する場合はその台数分を掛けた料金になります。オプションなしだと税別3,000円、オプション追加しても最大で税別3,200円なので料金の違いも少なく、サービス内容もあまり変わりません。
しかしオプションでメールアドレスを追加すると、様々なデバイスや人が見れるといったメリットもあります。
一つは家のパソコン、あとは夫婦の携帯などで登録しておけばどこに行っても誰かしらが確認できる状況ができます。携帯紛失や、パソコンの故障などに備えてメールアドレスを追加しても料金は100円増しなだけで基本料金とさほど変わりません。
見守りポットの購入
見守りポットは見守りホットセンターが提供するサービスであり購入することはできません。提供される電気ポットはすべて新品ですが原則レンタルといった形です。
レンタル料を含んだ月の料金が3,000円で、もしも電気ポットの不具合や故障などが発生した場合は見守りホットセンターの負担で修理されます。しかし利用者側の取り扱い不注意や外部要因が原因の場合は利用者負担となります。
見守りポットの料金に関する良い評価
月額3,000円は安い
評判1:利用者の家族
ー月々の支払いはこっちで負担しているのですが、3,000円で毎日親の様子がわかるのは非常にありがたいです。今までは決まった時間に電話したり、時間があるときは家に行ったりしていたのですが今はその必要がなくなりました。使用状況の変化もグラフからすぐにわかるしこれだけのサービス内容で3,000円は安いと思いますよ。
こちらは利用者のご家族の評判ですが、一台の月額は3,000なのに対し多くのサービスが受けられることがメリットになっています。
訪問や電話などをしなくても高齢者の生活の様子がよくわかり、週に一回作成されるグラフも確認できるため些細な変化も見逃しにくいです。
そのサービスに対して3,000円の月額は安いといった意見です。
100円のオプションなのに便利
評価2:利用者の家族(男性)
ー基本料金3,000円のプランでもいいかなと思っていましたが、オプションで2つのメアドが登録可能でしたので私の携帯と家のタブレットを登録しました。普段は自分の携帯でチェックすることも可能ですが、私の帰りが遅くなる時や短期の出張の時には家で妻も確認できるので、2つ登録しておいて本当に助かってます。たった100円でここまで便利になると思ってなかったし、かなり気にいってます。
これはオプションに対する評価で、自分の家のタブレットと携帯に登録することによって自分が確認できなくても家族のメンバーが代わりに確認できるようになります。仕事で忙しい方や、常に携帯を使える方でなければ複数のメールアドレスに登録しておけばメールの確認が一層しやすくなりますし、月額も100円増しで済むため経済的にも優しいです。
初期費用が安く済んだ
評価3:高齢者
ー初期費用としてかかるのは契約金の5,000円のみで、設置費がかからないことにはとても助かりました。設置費については無線通信だからどこにおいても問題ないとのことで、初期費用がかなり安く済みました。それに私たちは普通に電気ポットを使うだけだし、娘の携帯に行くメールはチェックするだけで大丈夫な点もうれしいです。娘に変な負担をかけずに安いサービスが受けられています。
こちらは実際に電気ポットを利用している高齢者の声ですが、設置費がかからないため契約金だけが初期費用となりますし、あまりお金をかけたくないと思っている方にはぴったりの見守りサービスです。
見守りポットの料金に関する悪い評価
解約金がネック
評価1:利用者の家族
ーサービス内容に不満があったわけではありませんでしたが、両親がかなり気ままな人達なので電気ポットを使ったり使わなかったりで使用歴か健康かどうかなどがいまいちわかりませんでした。こっちの問題なのでサービスに文句があるわけではありませんが解約金がかかるのがネックです。2か月しか使ってないので単純計算しても12,000円は解約金として掛かるので、解約しようか迷っています。6か月が契約期間ですが、正直あと4か月も使っていたらこっちが両親に振り回されるので迷いどころです。
こちらは解約金がネックになり、解約したくても悩んでいるといった声です。その性質上電気ポットが使用されなければ必然的に解約となってしまいますが、6か月契約なため1、2か月で解約すると多額の解約金がかかってしまいます。
契約する前には高齢者としっかり話し合う必要があります。
複数台での割引が欲しい
評価2:利用者の家族
ー私の両親と旦那の両親、両方の生活の感じを知りたかったので2台契約したのですが意外と高くつきます。2台とも私が契約したので割引してくれてもいいのになと思いつつ、いざ使ってみると月6,000円超えは意外と高いですね。近いうちに母方の兄宅での契約を考えているのですが10,000円を超えるとなるとちゅうちょしてしまいます。複数契約の場合に何かしら割引があるとこちら側としても助かります
これは夫婦そろって利用するパターンや、両親の兄弟や姉妹宅でも契約する場合などに起きやすい問題です、一台3,000なら安いですが複数台の契約時には多額が’必要になります。この場合は負担額を家族と高齢者で半分にするなどの話し合いが必要になります。
まとめ
見守りホットラインが提供する見守りポットは月額も安く、初期費用も契約金だけしか掛からないことから料金面でも利用者にやさしいサービスとなっています。また便利なオプションもたったの100円で追加可能で、とても好評です。
しかし複数台契約や、解約金など隠れたデメリットも存在するのも事実で、少数ですが悪い評価も存在します。
そんな見守りポットですが、全体的な評価は高く利用者も全国に多数います。
高齢者の生活スタイルに合えば、素晴らしい見守りサービスとなりますし、お試し期間サービスも定期的に行っているので一度試してみるのもおすすめです。